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2009年1月 7日 京都文化と江戸文化
日本文化の中で、特筆すべきものを二つあげてごらんと言われたら、 やはり京都の平安文化と、江戸の文化になるだろう。 ともに約300年の歴史を継続して営み、 日本文化が武力から離れて花開いた時代である。 一言で言えば、京都は貴族文化、 江戸は町民文化ということになるだろう。 この二つの文化の影響は、ここに来てさらに大きくなってきている。
拙著『ブルーバード・マネジメント』ではないが、 日本文化に回帰しようとすれば、 京都と江戸の文化が浮上して来るのは当然のことだ。
KYOTO DESIGN、EDO DESIGN~CONCEPT&CREATION がタイトルである。当社のエレベーター前に掲示されている。
答えは足元の自分たちの歴史の中にある。 歴史は常に決定的なブルーバード財なのだ。 300年もひとつのシステムを維持し続けてきた知恵の中に、 答えがないわけはないだろう。 今年はそこから生まれた豊穣な文化が、 日本人の根幹的なDNAとして市場に及んでくるだろう。 歴史は現代に向けて呼びかけているのである。
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