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2009年1月13日 冬の京都
久々に京都で新年を迎えた。 雪が少し降り、京都は深々と冷え込んだ。 二条城の向こうの山が、 雪をいただいているのがお分かりだろうか。
京都は冬は底冷え、夏は室と呼ばれるくらい、 気候の厳しいところである。 四季の変化が、一見穏やかな風景に似合わず、 厳しく迫ってくる土地柄なのだ。 そこがまた 京都の独自の文化を生み出してきたトポス(場)なのだろう。 四季と自然に囲まれ、 あえて選ばれたこの地に、京都は建都された。 京都の文化は、このような厳しい自然の中に 雅を見出すところから生まれたと言ってもいい。 文化は自然発生するというよりも、 やはりトポスの中から人間が作り上げてくるものなのかもしれない。
京都の冬は五感に迫り来るものがある。
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