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2009年1月30日 新潟発ブランド物語
「柿の種」という、日本人には大変なじみ深い食べ物がある。 新潟で生まれたもので、 大正末期に今井與三郎という人が作ったものだそうだ。 その歴史、80年以上である。 『元祖浪花屋・柿の種のココロ』(恒文社刊) という柿の種の歴史を綴った本をいただいた。
最近知ったのだが、鯛焼きも明治初期の生まれで、 100年近い歴史を持つという。 一見他愛なく見えるこれら庶民の味も、 紐解けば長い歴史を持っているのだ。 なんでも歴史が作り上げていくのだと、つくづく思う。
新年会でお話を差し上げた。 NHK「天地人」で話題と注目が集まっている土地である。 長岡芸術大学・豊口協理事長、 長岡造形大学・福田毅教授とも同席させていただいた。 伝統と革新によって、地方の財をどうブランディングするかである。 柿の種はそのような地方ブランディングの興味深い実例のひとつだろう。 |