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2010年2月15日 匠の力。
海洋堂の創業者、宮脇修氏より、素敵なフィギュアをお贈りいただいた。 昨年、日本中の話題をさらった阿修羅像のフィギュアである。 つくづく、日本の匠の技を思う。 日本人の技は、小さなものに凝縮したときに、その真価が発揮されるだろう。 「なにもなにも、ちいさきものはみなうつくし」(清少納言)である。
小さいということは、ディテールの美であり、物における洗練のきわみである。 海洋堂のフィギュアは、この凝縮の美にあるだろう。 小さくても山椒は小粒、人の目を奪ってやまない。 この阿修羅像も、海洋堂の美学が満ちている。 「つくるものは夜空にきらめく星の数ほど無限にある」という 海洋堂の未来は、無限だと言っていい。
当社のコピーライターである相子智恵さんが、 「角川俳句賞」を受賞したのは、先ごろ報告させていただいた。
彼女の秀句を一句ご紹介させていただく。 「互ひ見えずよ」とは、はっとさせられる着眼である。 相子さんもまた言葉の匠である。
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