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2010年5月12日 死生学へ。
タナトロジーという学が注目を集めている。 死生学である。 生ばかりを謳歌してきた20世紀は終わり、 生と死を不可分のものとして考える21世紀思想の始まりである。 つまりは心理学の時代であり、宗教の時代への突入である。 何でも見えていた世界から、見えざる社会への転換といってもいい。 その時仏教はどんな役割を果たすのか。 日本の文化史上、仏教伝来は最大のエポックのひとつだった。 「佛教大学」は開学百周年を迎える、佛教探求の知の塔のひとつである。 宗教文化フォーラムでは、 様々な文化フォーラムや展示、演劇、民俗芸能を公開している。 心の時代、死生学の時代に向けて、宗教がどのような役割を果たすのか。 仏教に対する期待は大きい。
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