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2011年4月 5日 社会から預かる。
栄久庵憲司氏から「GK Report」が届いた。 日本のプロダクト・デザイン界をリードしてきた同氏の発言には、 やはり長い経験と深い見識に裏打ちされたものがある。 巻頭の「開かれたGKを求めて」 ~あらためて「運動・事業・学問」の意味を考える~ をマーカーを引きながら読ませていただいた。 一言で言えば、デザインが社会から預かっているものは何なのか、 という問いかけである。 デザインの社会化とはどういうことなのか、という自己質問である。 いまだ解決されていない様々な課題を、 デザインの力を通じて解決するということだ。 その基本になるのはやはり「学ぶ」ということで、 「学問」という出発点から「運動」の風を吹かせなければならないという認識だ。 私の考えていることとほぼ同意見で、 大変共感を覚える。 |