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2011年4月18日 直感と視座。
私は日本WEBデザイナーズ協会の顧問をしているが、 昨年の大賞に、このネイバーを選ばせていただいた。 グーグルに比較して、視覚情報が非常に多いのが特徴である。 時代はビジュアライゼーション、視覚情報の時代だ。 視覚は人間のコミュニケーションの80%以上を 占めていると言われており、今日の高度映像社会においては、 90%、100%に近付いているに違いない。
絵札を活用することは、今後ますます重要になってくるだろう。 情報は解説性によるのではなく、 全体を直感させる方向へと動いており、だからこそ 視覚情報にウェイトを置かねばならないのだ。 シンボリックに、一発分からせることが大切なのである。 情報が津波のように押し寄せてくる今日、 下手をすると私たちは飲み込まれてしまう。 あの原発を可愛く平和に見せるために描かれていた イラストレーションデザインは、最もデザインがしてはならないことだ。
あの津波によってもたらされた瓦礫の山と破壊しつくされた風景は、 長く私たちの脳裏に残像効果として刻み込まれることだろう。 その残像効果の力によって、プラスの方向へと針を回さなければならない。
直感力のもたらす確信こそ、最大のエネルギーなのだ。 未来に対して何が大切なのか。 その根源を直感し、拝金主義を脱し、 クリーンエネルギー、ネイチャーエネルギーに転換する勇気を持ちたい。 あの先進国ドイツでさえ、エネルギーを25%カットしても、 クリーンエネルギーで十分にまかなっていくことが出来ると言っている。
直感による視座の転換こそ、今私たちがなさねばならないことだろう。 |