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2011年11月 7日 ライフスタイル・コレクション。
京都の鴨沂高校の後輩で私の妹の同級生である。 その国際感覚豊かなお名前からも察せられるように、 パリスさんは京都に生まれ、デンマークで暮らし、 北欧を中心に数々の展覧会を企画、監修してきた方である。 『ユキ・パリス ずっともの探し』(文化出版局)された。 写真も含めて、センスがいい、丁寧なつくりである。 彼女が雑誌『ミセス』に連載してきたエッセイを一冊の本にまとめて出版した。 彼女が暮らしの中で集めてきた生活コレクションが紹介されている。 物はどのように発見されライフスタイルの中に取り込まれていくのだろうか。 使い捨てのフロー文化に慣れてしまった私たちには、 彼女のストック型のコレクションは、 まさに彼女のライフスタイル表現そのもので、大変新鮮である。 「もの探し」とは「自分探し」なのかもしれないと彼女は言っているが、 まさに「自分のライフスタイル探し」なのだろう。 これからの私たちに大切な視点が随所にちりばめられている。 京都人であり、日本人であり、地球人である彼女のセンスに学びたい。 |