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2012年6月 1日 突き抜ける。
春山満氏は肉体的に大きなハンディを背負った方で、 逆にそこから出てくるエネルギーで、 企業を経営し、社会に発信している人だ。 精神が肉体を突き抜けており、そこに強い共感と敬意を感じる。 本書『若者よ、だまされるな』(週刊住宅新聞社)は 、一番弟子を任じる若者と、ドラ息子と自らを称するご子息が、 春山氏にいくつかの質問を投げかけ、 それに同氏が答えることで、いわば人生の指南書になっている。 一言でいえば、どんなハンディキャップも、 それは人を育てる長所であり、それが個性に転じるということだ。 不屈の日々を生きている、 いわば不屈の人生サンプルとしての春山氏の人生賛歌に共鳴する。 |