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2013年1月31日 データサイエンティスト。
長年の友人であるかんき出版の山下津雅子氏より、 彼女が手がけた新著をお送りいただいた。 『日本経済の鉱脈を読み解く~経済指標100のルール』(鈴木賢志著)である。 データから読み解く手法の本であるが、この姿勢は基本的に正しいだろう。 データは感情を交えずに社会変化を読み解くための基本情報である。 アメリカでは「データサイエンティスト」という職業が 「21 世紀のもっともセクシーな職業」といわれているそうだが、 このデータを分析して未来を予測する行為は、 この高度情報社会を読み解く鍵だ。 データには感情がないが、読み解くのは人間であるから、そこに必ず感情が移入される。 数字が感情に転換されるときに、 社会の新しい局面が見えてくるだろう。 本書はその意味で新しい。 |