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2013年7月24日 プラハ、1942年。
先般、東京創元社の井垣真理編集長をお尋ねした。
私の父が長く編集長として働いた会社で、いつか訪れたいと思いながら、父が死んで10年以上が経過した今、お邪魔した。 当時、モルタル2階建てと聞いていたが、訪れて見ると5階建ての鉄筋コンクリート造のビルとなっていた。
父と懇意だった井垣さんは、帰り際お土産にくれたのが、『プラハ、1942年』という本だ。
まず、この装丁に驚いた。
ナチスのユダヤ人大虐殺の首謀者ハイドリッヒの暗殺を企てる2人の青年が主人公だという。見事なまでに歴史小説であり、独創的なものだ。
もともと同社は、推理小説の部類では秀でていて、世界推理小説全集を出版するなど評価の高い出版社だ。この本は読み始めたところなので、みなさんにも是非、興味深さを伝えたい。 |