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2013年7月31日 ipPodo gallery
「花木の持つ美しさを、写真という方法で絵を描くように表現したい。植物と空間のみの構成という、極力簡素な絵のなかにこそ見えてくる ありのままの植物の美しさを感じたい」
京都精華大学出身で、写真を使ったCMアシスタントだった鞆岡隆史氏の展覧会がニューヨークの一穂堂ギャラリーで開かれています。
主催する青野女史は、フィルム古典技法を駆使して、絵のような写真を組み立てる彼の作品に賛辞を贈っています。
豪快に空白美を使って、琳派が表現してきた美を現代に落とし込んでいます。共感が連鎖するインテリアに近いアートで精神性を内包しています。
鞆岡氏を見出した青野女史は、新人を育てるという意味合いの中から、グラフィックとアートが重なり合った作品のセンスからこの時代の特徴が感じられ、彼女の先見性も感じ取ってもらえればと思います。 |