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2016年6月28日 ブランドストーリーエキシビションディオールのブランドエキシビジョンが阪急で開催された。 小型に圧縮されたディオールドールと呼べるスタイリングモデルが舞台で廻る、ディオールの美学の歴史物語、センスオブビューティのシナリオを楽習した。
『ハーパース・バザー』編集長から「ニュールック」と形容されたことから端を発し「ディオールのガーデン」、「ミス ディオール」という多角的な切り口でディオール自身のクリエイターとしての生き方とコンセプトが明らかになっていく。 シャネルやルイ・ヴィトンもしかり、ブランドロイヤリティはストーリーロイヤリティであり、どのように人生を、生命としての情熱時間を掛けたかが問われる。 時代トレンドとしての先行性はパーツでしかなく、最も重要なことは美に生涯を投影したアーティストとしての軸足。 それこそが価値であり、それを伝えることが市場である。 2016年6月23日 音楽を愛して、音楽に愛されて先日、湯川れい子氏の80歳の誕生日パーティが開催された。 音楽から派生した多彩な友人・知人が一同に会し、音楽と共に生きる湯川氏を囲む素敵な集いに、私も参加させていただいた。 湯川氏は音楽一筋を持って様々な活動を起こし、作詞家として才を発揮する一方で、音楽のトレンドを牽引する世界のキーパーソンへの先行取材活動をする注目のインタビュアーであり、音楽評論家として優れた活動をされてきた。 音楽が自らの人生であり愛である。
今回、ぴあの特集号が発売され、プレスリーやビートルズのインタビューに始まり、音楽世界を解釈することで広がる社会感性が魅力的である。正に湯川玲子の生き方のスペシャルイシュー。 何かをやり遂げるには、人生は短い。生涯現役の思想の中、80歳は若いと感じた。 2016年6月16日 壷中展壷中展 我が天才的友人、事業構想家の相羽髙徳氏。 彼は想像力をベースにして事業モデルを絵や立体で表現する。 従来無かった新しい想像力そのものを事業コンテンツにしているイマジネイテッドプロデューサーとして話題になる様々な実績をあげられている。
その彼の世界観全体を見渡すように組み立てられた展覧会「壷中展」が東急東横線沿いの大倉山記念館で19日(日)まで開催されています。 イメージハンターとしての彼の優れたキャリアとプログラムを見渡すエキシビション。 必見です。 2016年6月14日 タベル+プラス大前健一さんの主宰しているベンチャースクールにアタッカービジネススクールと言うプログラムがある。 ABSという略称で、毎回ベンチャーへの志を持った人が10名弱集まり、集中講義を行う。時代と寄り添いそれをチャンスにせよというプログラムを私もお手伝いしている。 そこの生徒である佐藤久美子さんが、「タベル+プラス」と言う事業を立ち上げた。
食と農を繋ぐ場の創造ということで、生産者と料理人、本来一体になって進んでいかなければならないその構造を媒介する。 畑にも明快な思想を持ったプロセスが問われているし、料理人にも単なる技術者ではなく自らが顧客に対してプレゼンテーションを行い、顧客と一緒に料理文化を育むという想いが問われている。 先般わざわざ名古屋から佐藤さんにご訪問頂き、夏からスタートを切るというご報告を受けた。 食文化はこれから生活文化におけるライフツーリズムの要であり、一人ひとりのファーマーズスピリットが問われる。 一人ひとりの足元にチャンスがある生活料理人という共感の広がりを引き受けるこのプログラムを応援したい。 2016年6月 8日 アートの教科書成熟した社会と量的な課題解決を超えた社会が持つべき次なる個性とは何か。 共通性ではなく、相互差異に目線を映しながら、訪問価値を創造する。 独自性に対して存在を再確認するためのプログラムが必要です。 Penは、ポンピドゥー・センターを中軸としたアートの教科書を作るという課題意識を持って特集を組んでいたので興味深く拝読しました。
世界的な認識が日本にも育ちつつありますが、ポンピドゥー・センターにあるような、歴史のリードを先行してきた芸術家たちの研究所、多彩な情報文化、芸術検索、それらに応えるようなコンテンツの集合整理、アートインテグレーションが求められる。。 ミュージアムは芸術への興味そのものをインキュベートするスクールであるということを、この特集は心得ている。 また、ミュージアムだけがアートを担うのではなく、都市の中におけるあらゆる空間が価値創造の表現の場となっていくのに学びたい。 |