2016年6月28日
ブランドストーリーエキシビション
ディオールのブランドエキシビジョンが阪急で開催された。
小型に圧縮されたディオールドールと呼べるスタイリングモデルが舞台で廻る、ディオールの美学の歴史物語、センスオブビューティのシナリオを楽習した。
『ハーパース・バザー』編集長から「ニュールック」と形容されたことから端を発し「ディオールのガーデン」、「ミス ディオール」という多角的な切り口でディオール自身のクリエイターとしての生き方とコンセプトが明らかになっていく。
シャネルやルイ・ヴィトンもしかり、ブランドロイヤリティはストーリーロイヤリティであり、どのように人生を、生命としての情熱時間を掛けたかが問われる。
時代トレンドとしての先行性はパーツでしかなく、最も重要なことは美に生涯を投影したアーティストとしての軸足。
それこそが価値であり、それを伝えることが市場である。