2016年7月 5日
未来化する社会
ヒラリー・クリントン国務長官時代の元参謀アレック・ロス氏。
その立ち位置で得た情報をバックヤードとし、新しい地球社会72億人のパラダイムシフトをまとめたこの書籍『未来化する社会(ハーパーコリンズ・ジャパン 1800円+税)』を読みました。
ロボットや遺伝子など新しい技術革新で起こる変化の中でも、最も注目に値するのは、未来の子どもたちの親の役割という認識行動が一番重要な仕事だと指摘していること。
自分の子どもの親という役割を超えて、未来社会そのものを背負う新しい地球社会の創造者である子どもたちを応援し後見ができるだろうかという問い。
その役割に対する視座が問われているということは正に同感である。
データから未来を予見するという過去に基づいた未来確立化予測ではなく、この先をどう構想するかという思想と哲学の提示が求められている。