2016年9月12日
「昭和という時代 木村伊兵衛展」
何必館・京都現代美術館で10月30日まで開催されている「昭和という時代 木村伊兵衛展」。
昭和の時代風景と生活風景を作為ないシャッターチャンスで拾い上げた類稀なる詩人的美意識を併せ持ったのが木村伊兵衛その人である。
写真がアートの新しい領域の中で重要なポジションを占めている今日という時代の検証、その隙間に見えざる空気を読む。
木村伊兵衛はその最も優れたリポートプレゼンテーター。時代の写真家が引き受けるべきものは何かという課題を、高度な感性で使命に昇華させた人だと思う。
是非ご高覧あれ。