2017年1月 5日
marimekko
北欧は感性のソフトを重視しデザインに対する着想を早くから成熟させていた。デンマークはインテリアを中軸にロイヤルコペンハーゲンを生み、スウェーデンはIKEAに代表されるような自然共生型の室内を作る感性を育んでいる。
ムーミンと並び、フィンランドを代表する文化圏を形成しているマリメッコ。その優れたクリエイティビティを示すエキシビションがBunkamuraで催されていたので早速私も鑑賞した。
来場者の傾向としてはデザインの重要性に気づいた上で、職種の中にもデザインやクリエイティビティを導入したいと思っている人が多かったように感じる。
そもそもマリメッコは女性のクリエイターが一人で立ち上げたクラフトマンシップ精神に基づいたブランドだ。
パターン、柄や模様、テキスタイルデザインの発芽点があり、その中で人気を博したものが生活用品にハンドメイドされ、豊かな個性を保ちつつ、ホームミュージアムの匂いのするクリエイティビティを醸造している。様々な生活美学への提案と市場から支持を得たものの継続を回してきたことが成長の鍵だ
日本人デザイナーも男性2名が参加をしており、脇阪克二さんが有名だ。
感性や共感を軸足にデザインが次の時代の波を呼び、社会活動や企業構造を経営におけるデザイン戦略そのものと見切っている。丁寧な手作り型の図柄とイラスト、版画と同じような回数化の構造を内包している。日本の江戸文化にも見られるような精巧さがあり、作って売るという丁寧なビジネス感覚がマリメッコを伸ばしたのだと思う。ブランド名は、マリーのドレスという意味を冠されており、実際に欲しいものを売るという考え方は他のジャンルでも広く浸透している。感性先行マーケットのパイオニアということだ。
フィンランドは私も繰り返し訪問したが、500万人クラスの国で世界に向かってのストーリーをプレゼンするメッセージは注目に値する。
ムーミンも、マリメッコも、内と外を分けない中間の感性に引き寄せられたストーリーによって成長をしている。
Bunkamuraで2月12日まで行われているデザインカンパニーのビジネスストーリー。共感し学習できる機会である。
北欧は感性のソフトを重視しデザインに対する着想を早くから成熟させていた。デンマークはインテリアを中軸にロイヤルコペンハーゲンを生み、スウェーデンはIKEAに代表されるような自然共生型の室内を作る感性を育んでいる。
ムーミンと並び、フィンランドを代表する文化圏を形成しているマリメッコ。その優れたクリエイティビティを示すエキシビションがBunkamuraで催されていたので早速私も鑑賞した。
来場者の傾向としてはデザインの重要性に気づいた上で、職種の中にもデザインやクリエイティビティを導入したいと思っている人が多かったように感じる。
そもそもマリメッコは女性のクリエイターが一人で立ち上げたクラフトマンシップ精神に基づいたブランドだ。
パターン、柄や模様、テキスタイルデザインの発芽点があり、その中で人気を博したものが生活用品にハンドメイドされ、豊かな個性を保ちつつ、ホームミュージアムの匂いのするクリエイティビティを醸造している。様々な生活美学への提案と市場から支持を得たものの継続を回してきたことが成長の鍵だ
日本人デザイナーも男性2名が参加をしており、脇阪克二さんが有名だ。
感性や共感を軸足にデザインが次の時代の波を呼び、社会活動や企業構造を経営におけるデザイン戦略そのものと見切っている。丁寧な手作り型の図柄とイラスト、版画と同じような回数化の構造を内包している。日本の江戸文化にも見られるような精巧さがあり、作って売るという丁寧なビジネス感覚がマリメッコを伸ばしたのだと思う。ブランド名は、マリーのドレスという意味を冠されており、実際に欲しいものを売るという考え方は他のジャンルでも広く浸透している。感性先行マーケットのパイオニアということだ。
フィンランドは私も繰り返し訪問したが、500万人クラスの国で世界に向かってのストーリーをプレゼンするメッセージは注目に値する。
ムーミンも、マリメッコも、内と外を分けない中間の感性に引き寄せられたストーリーによって成長をしている。
Bunkamuraで2月12日まで行われているデザインカンパニーのビジネスストーリー。共感し学習できる機会である。