2017年1月11日
草間彌生、たたかう
草間彌生、たたかう
文化勲章も受賞し権威となった草間彌生だが『草間彌生、たたかう(ACCESS 税別2300円)』には、夢を抱いて世界に飛び出していく少女時代を経て、全てが戦いの対象であった女流美術家としての生き様が描かれている。
新境地をニューヨークに求め、シアトルの町にあった敷金20ドルの狭いアトリエで一生懸命絵を描き、トラックを借りるカネもなくホイットニー美術館まで作品を肩に担いで通ったそうだ。
画商に徐々に認められてからは既存の価値に切りつけるような表現の戦士として、精神と命そのものを作品に込めてきた。
今日、社会評価を勝ち取っている女性の先頭に立っているのが草間彌生であると私は見切っており、彼女を特に応援し、共感する気持ちは以前から強く持っていた。
本書は手作りと思いの輻輳に貫かれた、生き方のリポートである。
文化勲章も受賞し権威となった草間彌生だが『草間彌生、たたかう(ACCESS 税別2300円)』には、夢を抱いて世界に飛び出していく少女時代を経て、全てが戦いの対象であった女流美術家としての生き様が描かれている。
新境地をニューヨークに求め、シアトルの町にあった敷金20ドルの狭いアトリエで一生懸命絵を描き、トラックを借りるカネもなくホイットニー美術館まで作品を肩に担いで通ったそうだ。
画商に徐々に認められてからは既存の価値に切りつけるような表現の戦士として、精神と命そのものを作品に込めてきた。
今日、社会評価を勝ち取っている女性の先頭に立っているのが草間彌生であると私は見切っており、彼女を特に応援し、共感する気持ちは以前から強く持っていた。
本書は手作りと思いの輻輳に貫かれた、生き方のリポートである。