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2017年4月24日 アンリ=カルティエ-ブレッソン展
視覚言語がリポートの重要なファクターとなっている情報社会は、 ビジュアルジャーナリストという役割は非常に大きくなっています。
時代の証人として、アートという感動を引き連れながら走り抜けてきた先人であるブレッソン。モンローから、サルトルまでに至るまで、その瞬間のポートレートとして時代を推進していく姿を写真に収めてきました。このアンリが歩いた道筋の最終着地には一体何が残っているのでしょうか。
写真のプロセスを超えて、彼自身のドローイングへの興味まで、アートとジャーリズムをクロスさせ、全体の中で時代が内包する思想、哲学、空気感そのものまで伝えていくような存在を引き受けています。
この生き方が彼に強く惹きつけられる要因でしょう。
インスタグラムをはじめ、巷には多彩なビジュアルが溢れている中、視覚言語は静止した存在から「時間の人生」という着眼を見出し、感動へと転換する動態としての意味を持っています。その中でさらなるシャープな表現力を競い合う視点がコミュニケーションの力をさらに高めていきます。
今回のアンリカルティエブレッソン展で、その「決定的瞬間」を受信して欲しい。
『HENRI CARTIER-BRESSON』展「決定的瞬間」 期 間:2017.4.5-2017.6.18 場 所:何必館・京都現代美術館(京都市東山区) 入館料:一般1000円/学生800円 |