囲み枠(上)
谷口正和 プロフィール

RSS

2017年10月19日

スタートアップ

 

20171016.jpg 

 

コロンビア大学、コーネル大学などが採用している

アントレプレーナーが手に取るべき、教科書。

 

興味深く、目を通させていただいた。

 

「アイデアから利益を生み出す組織マネジメント」という

サブタイトルからもわかるように旧型のビジネスモデルが

最終段階を迎えているにもかかわらず、未だに工業社会の総量形成が固定化され続けている。

 

今、「新しい」と言われている事業も、

従来型のビジネスモデルを厳選し、凝縮しているだけに過ぎず、

そのエキスからイノベーションがもたらされている。

 

立ち止まっているだけでは、何も始まらない。

 

新しい課題解決の処方箋を立ち上げたとしても、

それが、ただビジョンだけでは、絵に描いた餅同様、ビジネスにはならない。

 

重要なポイントは、顧客のニーズを解決するという他者へのサービス精神と情熱だ。

 

その意味で、まさにビジネスは仮説検証の連続だと言える。

 

成功するか、失敗するかは、起業家自身のマインドにかかっている。

 

果敢にエネルギーを注力していくのは、その分、絶対時間をかけること。

それが課題解決のケースとなっていく。その恩恵が成果として、対価となる。

 

ビジネスチャンスは変化の中にある。

それが日常の中で起こる社会となった。

 

まさに今、新しいことを立ち上げなければ、やがて居場所を失ってしまう。

 

小さくてもいいのでサービス精神を持って、情熱を傾ける。

「リスクに挑戦しないことが最大のリスク」と言っても過言ではない。

 

知識は、検索すれば無数に確認することができる。

しかし、それに意味があるわけではない。

あなたのサービスが解決のシナリオを内包し、常に行動というスタイルで、

センスと技術を駆使した結果、新たな役割の創造となる。

 

新市場創造とは、自分自身がお客様になれるところまで追い込むことを意味している。

そして、仕事の受注とは、あなたへの「信頼」に他ならない。

あなたを信頼するから、あなたに頼む。

 

それがビジネスの成功指標となる。

 

学生から、社会人となれず、いつまでも学生のままで終わってはならない。

学生から、懐の深いサービス精神と情熱を兼ね備えた社会人として、今こそ羽ばたこう。

 

過去に足を置いたままだと、戦力外通告が課されたまま、変われない。

次なるステージに移るスタートアップとして、あなたとともに立ち上がりたい。

 

出版社:新潮社
価 格:1700円+税

HOME