● 若手起業家が語る、実体験をベースにした究極の働き方と新常識 ● ビジネスパーソンのための戦略思考の教科書 『世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている』 ● これからのビジネスを創るITの基礎 『未来を味方にする技術』 |
2018年1月15日 若手起業家が語る、実体験をベースにした究極の働き方と新常識
今週はForbes誌が絶賛したグローバルベストセラー「THE END OF JOBS」を取り上げたい。 世界で話題のアントレプレナー向け書籍の中では突出すべき注目書だ。 著者のテイラー・ピアソンは起業コンサルタントで、世界中の数百人の起業家を支援してきた彼の実体験をベースに、新たな時代に求められる起業家の働き方を提唱している。
本書で最も訴えかけていることは「雇われ仕事」という概念が破綻する時代がやってきたことだ。 学歴に頼るという標準化ではなく、自らの得意技を生かし、選択する、すなわち起業家精神を持つ人が突出する時代がやってきた。 起業のハードルが下がった今日、従来の価値観の延長線上として積み上げた学歴を超えた先にある、新しい富に出会うことができる。 生産手段が民主化され、その情報を公開、ガイドするための新たな興味情報が市場化し、アプレンティスシップ、すなわち生徒と先生という「師弟関係」が重要になってくる。
そして雇う、雇われるという概念ではなく、起業家的な働き方が最も経済学を形成し、高い収益成果だけでなく、自由で豊かな生き方を得られるという認識が急速に世界で広まって来ていることにも着目したい。
『THE END OF JOBS』 出版社:TAC出版 定 価:1,600円+税 |