eof; } ?> eof; } ?> 【長寿の森・トピックス】シンポジウム「高齢期のひとり暮らしを豊かにするために」:CAN Healthy Design Club

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2012年2月29日 16:24

 

2月18日、明治学院大学で開かれたシンポジウム

「高齢期のひとり暮らしを豊かにするために」に出席してきました。

港区は、人口約20万人のうち、65歳以上の単身世帯が約1万人にのぼる点を重視し、

生活実態や意識についての調査を実施。

まず調査の結果が報告され、その後、港区職員、研究者、

民生委員、ふれあい相談員らによるシンポジウムが開催されました。

調査を実施したのは、昨年設置された港区政策創造研究所。

所長は、明治学院大学の河合克義教授です。


調査結果から最も課題として浮き彫りになったのは、

「買物が困難だ」と感じている人が約4割にのぼっていた点です。

特に虎ノ門周辺に住む人は大型スーパーがなく、

主たる買物場所がコンビニエンスストア。

しかしながら、土日になるとコンビニエンスストアが休みになるために、

さらに遠くの店に出かけなくてはならないそうです。

港区は今後の対策として、シルバー人材センターに登録している人を活用し、

買物が困難な人をサポートする仕組みをスタートさせるとのことでした。


シンポジウムでは、長年に渡って高齢者の支援にあたっている民生委員の方や、

港区ふれあい相談員として、ひとり暮らしの高齢者が「誰と繋がっているのか、

誰がこの方を気にかけているのか」を丁寧に確認して回っている方など、

様々な立場での取り組み内容が語られました。出席者およそ200名のうち、

9割近くが60~70代で大変熱心に耳を傾け、

シンポジウム終了後にも質問が多数出たほどです。


質問者の一人は、「様々な課題がある中で、

今日ここに来ている私たちをもっと活用してはいかがですか」と

港区の職員に対して提案を持ちかけるほどで、

地域の課題解決に向けて真剣に考えている姿が印象的でした。

シニアがシニアをサポートする仕組みは、どの地域でも求められているはず。

そのモデルケースを形にできるかどうか、今後も港区の取組みに注目していきます。

 

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