2012年10月22日 13:25
料理家で作家の辰巳芳子さんが、
病床の父のために工夫を凝らして作り続けた季節のスープ――。
11月3日公開の映画『天のしずく~辰巳芳子“いのちのスープ”』は
辰巳さんが作り出したスープを通して、
自然が生み出す“農”と“食”のつながりや、
人の命の尊厳を改めて考え直す映像記録となっています。
「料理は食の小さな一端でありながら、
生きていく全体に対して一つの影響を及ぼしている」
辰巳さんの言葉にもあるように、父親を看取った
“いのちのスープ”は、全国の人たちにも飲まれ、
感動の輪を広げて絆も生みだしました。
自然と共存し、スープが丁寧に作り上げられていく様子も
しっかりと描かれています。
食は、常に私たちの傍にあるため、
その存在の大きさを見失いがちです。
この映画を見ることで、当たり前の存在から大切な存在になり、
いのちへの影響を改めて感じられるはずです。
『天のしずく~辰巳芳子“いのちのスープ”』
11月3日全国劇場ロードショー