eof; } ?> eof; } ?> プラチナコミュニティー構想に向けて ~うおぬま会議2012 開催~ :CAN Healthy Design Club

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2012年11月19日 13:27

 

 

健康・医療・福祉関連分野で付加価値が高いビジネスが創出されるように、

企業・大学・行政などの関係者が様々な課題の解決に向けた

議論や情報発信、異業種交流を行う機会を提供する

「健康ビジネスサミットうおぬま会議」。

 

平成20年より新潟県の魚沼地域で開催されていましたが、

5年目となる今年は、初の東京で開催されました。

 

http://www.kenko-biz.jp/uonuma2012/

 

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そこで開かれた様々な会議から

「21世紀の超高齢社会モデルとなるシニアライフとコミュニティ」

(主催:プラチナ社会研究所)をご紹介します。

 

 

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まず、この会議を行ったプラチナ社会研究所では、

地球環境と超高齢化問題を解決した「プラチナ社会」の実現に向けで、

新産業の研究を行っています。

(高齢というとシルバーという言葉が使わがちですが、

こちらでは、輝きを失せない“プラチナ”と命名)

 

2060年には高齢者(65歳以上)が人口を占める割合が約40%になる日本。

この高齢化を前提としてどういう社会をつくるのかが

日本で長い間、考えられているテーマです。

 

今も80%のシニアの方々は元気に暮らし、

社会参加したいという意欲を持った方もたくさんいます。

 

シニアの方が健康で消費者として社会に貢献することで、

その消費が若い人たちの雇用をつくり、産業も元気になる。

 

これらの現実と可能性から、シニア世代のライフスタイルをまるごと

産業にするといった「プラチナコミュニティー構想」の提案が

この会議で行われました。

 

 

 

モデルケースとして挙がった事例は、

アメリカのニュージャージー州ダートマス大学CCRCです。

 

 

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CCRCとは、 Continuing Care Retirement Communityの略で、

健常者用、軽介護用、重介護用、認知症用の4種類に分かれた居住施設のこと。

このCCRCは若い人たちが学ぶ大学のそばにあり、

高齢者の方々が大学などで学びながら、健康で、自立した生活を送る

リタイアメント・コミュニティとなっています。

 

健康的に活動的な生活をしてもらうことを事業にし、

入居金も定額で、病気や、介護状態などで、金額が変わりません。

しかし、高齢者なので、何か起きれば、支援をする体制も整っています。

 

また、興味深い運営方法が、CCRCには存在します。

住民自ら運営委員会をつくり、施設を企画運営。

運営に関ることで、やりがいが起き、健康でいられるという仕組みで、

当然、コミュニティ運営費も安く上がります。

 

しかし、日本では、このCCRCは物足りないのでは? という意見も。

 

その理由は、日本の高齢者は、生涯現役で、社会的なミッションを

欲しがっている方がたくさんいるからです。

 

そこで、高齢者が持っている、知恵や経験を生かすために

大学で活動の場を提供するべきだという考えが提案されました。

 

しかも、来年から、文部科学省が「先端コミュニティ構想」という名のもので、

全国40大学を集め、1大学に7000万円を支援し、

大学を地域のコミュニティにしようという構想も始まるそうです。

 

高齢者が健康になればなるほど事業が発展していくシステムを作る。

日本には、技術もあり、インフラもあり、資金もある。

しかし、足りないのは“意思 意欲”。

 

プラチナ社会研究所では、27企業と25大学と一緒に、

この構想を進めています。

 

日本ならではのプラチナコミュニティーが見られる日も、

遠くではなさそうです。

 

 

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