クリエイティブエイジングネットワーク(CAN)編集室では、
健康設計や高齢社会、その周辺に関する
雑誌や書籍などの情報を多角的に分析し、
その潮流を1つのキーワードにまとめ上げ、
拡散していくことを目的とした会議を行っています。
第4回目となった分析会議“CANALYZE”より
整理されたメインキーワードは、
「朝時間のゆっくり効果」です。
1日のスタートとなる朝に
ゆっくりと、ゆとりのある“自分の時間”を過ごす―――。
自分がやりたいこと、楽しいこと、心地良いことを
組み込んだ朝の時間割を設けることで、
自然と頭が整理され、タイムリズムも調整されて、
自分のための1日を過ごすことができます。
朝は時間が限られています。
いそがしい朝時間から、メリハリのある朝時間を意識することで、
自由、自主、自立が構築され、
自らの生命対応力も活性化されていくのです。
今回分析にかけたメディアをいくつか紹介します。
小林弘幸著の『ゆっくり生きれば、遠くまでいける』から、
「ゆっくり効果」を抽出。
他人に依存せず、何か起こった時も冷静さを保つことができるぐらい
脳が「常にゆっくり」を意識することで、
自律神経が乱れず、動揺を招くことなく過ごせます。
『朝の時間割』(天然生活ブックス)では、
料理研究家 ワタナベマキさんが実践する
「心を落ち着かせて過ごせる貴重な朝の時間」に編集室一同が感銘を受け、
本のタイトルでもある「朝の時間割」というキーワードを選定しました。
そして、リラックス神経 強化メソッドを取り上げた
『日経ヘルス プルミエ』からは「余裕持ち」を抽出。
朝起きたときの、呼吸法と1杯の水により、リラックス神経である
副交感神経の働きが活発になり、余裕を持って毎日を過ごすことができるのです。
これらのキーワードが土台となって「朝時間のゆっくり効果」ができました。
メインキーワードを導き出すに至った背景や事例などは、
追ってご報告します。