3月16日、ヘルシーデザインクラブが企画協力した
「学校で教えている良いクスリ悪いクスリ(薬物乱用防止)セミナー」が
東京都杉並区のタマキ薬局にて開催されました。
※天沼小学校のすぐ近くになるタマキ薬局。
※店頭にはかわいいイラストが描かれたセミナー案内が。
「地域の健康は地域で守っていく」というコンセプトのもとに
行われた本セミナー。
冒頭で、まずは主催のタマキ薬局・専務取締役の
古坂様よりご挨拶をいただきました。
そして、杉並区薬剤師会 薬物専門講師の
木内眞先生による講義がスタート。
プロローグとして「薬物乱用」の説明が行われたのですが、
この言葉の正しい意味をご存じでしょうか?
たった1回でも、家族が処方された薬をのんだり、
間違った使い方をすることが「薬物乱用」になり、
違法の薬物を使用することだけが「薬物乱用」ではありません。
また、自分の健康を自分で守るセルフメディケーションにおける
“自己責任”の危険性についても言及が。
間違った知識のままでは、健康は守れないことから、
地域の薬剤師さんに相談しながらセルフメディケーションを
推進していくことの大切さを、木内先生が熱く語られていました。
そして、薬物乱用の本題に入り、薬物乱用防止啓発DVDを鑑賞。
※薬物の模型を使い、説明を行う木内先生。
たばこやお酒、医療用薬品や一般用薬品などに渡る
“薬物”についての解説が行われ、
誘いからの防御法が伝授されました。
①話題を“変える”
②“繰り返し”断る
③“うやむや”にする(3D…だって、どうして、でも)
④“逃げる”(最後の手段)
その後、シミュレーションとして、
来場のお客さんがこの防御法を実践。
※見事な“かわし術”が展開!
とても理解しやすいことから、見事な防御法が披露されました。
薬物は決してテレビの中のことでも、他人事でもありません。
繁華街で起きていることでもなく、実際に私たちが住む街にも
忍び寄っていることは事実です。
自分の体は自分で守る――。
危険から身を守るためにも、
薬物の正しい知識と情報を持つことの大切さを
改めて教えてくれたセミナーでした。