eof; } ?> eof; } ?> 「情熱の続き方」~11月のCANALYZEキーワード:CAN Healthy Design Club

CAN Healthy Design Club

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2013年11月28日 13:05

ヘルシーデザインクラブ(HDC)では、
健康や高齢社会の分野等に関するメディア情報を多角的に分析し、
その潮流を1つのキーワードにまとめ上げ、定期的に提示しています。
16回目となったメディア分析会議“CANALYZE”より
抽出されたメインキーワードは、「情熱の続き方」です。

 

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長寿社会を生き抜く中で、私達に最も重要なことは
何かを「続けていく」ことであり、
絶対に続けていこうとする情熱とゆるぎない覚悟が大切です。
「情熱の続き方」はこうした着眼から導き出されました。

自分の心の中に、情熱の火をいかにしてともし続けるか。
そこには互いに力になり合う仲間の存在が欠かせません。
同じようなテーマ領域に関心を持つ仲間がいてこそ、
日々の行動を大きく変えるエンジンへとなるのです。

自身の個性を磨き、志を同じくする仲間との交歓があれば、
発想も豊かになり、新たな魅力を発するようになるのです。
やる限りは熱い情熱を持ってやり切りましょう。
何かをやり切ろうと覚悟を決めた時、
生涯はより輝いて見えるはずです。

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今回の分析対象となったメディアの中から、 
いくつかの事例をご紹介します。
 

10月に亡くなったやなせたかしさんの著書
「希望のありか 何のために生まれてきたの?」(PHP研究所)
には、最後の最後まで描き続けようというやなせさんの
揺るぎない決意が見てとれます。
「『なんのために生まれて なにをして生きるのか』
長い間、僕はずいぶん悩んできたけど、
やはり子どもたちのためにお話を書いたり、
絵本を描いたりするのが自分の天職だなあと
思うようになりました。だから引退もしないんです。
自分だけがのんびり寝ているわけにはいかないと思うから。
やっぱり、死ぬまで描き続けていくことになるんでしょうね。」
「美婆伝 90歳を超えても美しく働き続ける11人の物語」(講談社)には、
90歳を超えてなお、現役のポーラレディとして働く
11人の『美婆』の生き様が
紹介されています。
そこには、働き続けてこられたことへの感謝の気持ちが
熱く綴られています。
「50年間積み重ねの努力で続けてきた。
92歳で仕事をやらせてもらえるってことに非常に感謝。
何にもすることがなかったら、頭も衰えてきますし、
他人に迷惑をかけてしまいますし。」(岩田信江さん 92歳)

「ぎんさんの娘4姉妹 気づいたら100だがね」(小学館)は、
蟹江ぎんさん(享年108歳)の4姉妹の会話を分析し、
健康ご長寿を実現するヒントを導き出しています。
「姉妹の会話は3分間で102回の発言、相槌、笑いが飛び交っている。
2秒に1回、話し手が交代。一般的な高齢者より1.5倍早い。」
「姉妹なので共有体験が多いことも会話を弾ませている要因。
”昔はこうだった”と誰かが言うと、3人がそれに関することを言い出して、
4人の心が動く。そうだった、そうだったと思い出して行く中で、
脳は鍛えられていく。姉妹ではなくても、共通の話に花を咲かせる事が、
長寿にはプラスに働く。」

これらの事例を読み解く中から、
思いを共有できる仲間の存在を意識しながらも、
何か1つのことを続けていくことの大切さに着目し、
「情熱の続き方」というキーワードが生まれました。



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