2014年1月30日 11:59
気づいたら100歳、だがね
ぎんさんの娘4姉妹 著
蟹江ぎんさん(享年108歳)の4人の娘は、明るく元気な、アラ100世代。
姉妹の生活には、「健康ご長寿」を実現するヒントが溢れています。
第一章では、千葉大学の大武美保子准教授が、4姉妹の会話を分析。
姉妹の会話は3分間で102回の発言、相槌、笑いが飛び交っています。
2秒に1回、話し手が交代。一般的な高齢者より、1.5倍早いそうです。
早い会話では、相手が次に何を言うのかと、話しながら考えているため、
脳の複数の機能を同時に使い、脳を活性化するのだそうです。
また、姉妹なので共有体験が多い事も会話を弾ませている要因。
“昔はこうだった”と誰かが言うと、3人がそれに関することを言い出して、4人の心が動く。
そうだった、そうだったと思い出して行く中で、脳は鍛えられて行く。
姉妹ではなくても、共通の話に花を咲かせる事が、長寿にはプラスに働くそうです。
「ときには茶飲み話が口げんかになるけど、
頭をがんがん刺激していいと思うよ」と四女の百合子さん。
楽しく学べる健康法が詰まっています。
■発行:小学館 1,260円(税込)