メインキーワード『変化治癒力』
分析解説、注目ポイント、事例研究はこちらです。
<事例研究メディア一覧>
『今日から始める養生訓』( 帯津良一著)
『文藝春秋SPECIAL 季刊秋号』
『婦人公論9月22日号』
『日本を信じる』( 瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン著)
『106 歳を越えて、私がいま伝えたいこと』( 昇地三郎著)
クリエイティブエイジングネットワーク(CAN)編集室では、
健康設計や高齢社会、その周辺に関する
雑誌や書籍などの情報を多角的に分析し、
その潮流を1つのキーワードにまとめ上げ、
拡散していくことを目的とした会議を行っています。
第4回目となった分析会議“CANALYZE”より
整理されたメインキーワードは、
「朝時間のゆっくり効果」です。
1日のスタートとなる朝に
ゆっくりと、ゆとりのある“自分の時間”を過ごす―――。
自分がやりたいこと、楽しいこと、心地良いことを
組み込んだ朝の時間割を設けることで、
自然と頭が整理され、タイムリズムも調整されて、
自分のための1日を過ごすことができます。
朝は時間が限られています。
いそがしい朝時間から、メリハリのある朝時間を意識することで、
自由、自主、自立が構築され、
自らの生命対応力も活性化されていくのです。
今回分析にかけたメディアをいくつか紹介します。
小林弘幸著の『ゆっくり生きれば、遠くまでいける』から、
「ゆっくり効果」を抽出。
他人に依存せず、何か起こった時も冷静さを保つことができるぐらい
脳が「常にゆっくり」を意識することで、
自律神経が乱れず、動揺を招くことなく過ごせます。
『朝の時間割』(天然生活ブックス)では、
料理研究家 ワタナベマキさんが実践する
「心を落ち着かせて過ごせる貴重な朝の時間」に編集室一同が感銘を受け、
本のタイトルでもある「朝の時間割」というキーワードを選定しました。
そして、リラックス神経 強化メソッドを取り上げた
『日経ヘルス プルミエ』からは「余裕持ち」を抽出。
朝起きたときの、呼吸法と1杯の水により、リラックス神経である
副交感神経の働きが活発になり、余裕を持って毎日を過ごすことができるのです。
これらのキーワードが土台となって「朝時間のゆっくり効果」ができました。
メインキーワードを導き出すに至った背景や事例などは、
追ってご報告します。
第3回目となったCAN編集室による分析会議“CANALYZE”より
整理されたメインキーワードは、「変化治癒力」です。
ちなみに、この会議では、健康設計や高齢社会、
およびその周辺に関する記事や情報を多角的に分析し、
その潮流を1つのキーワードにまとめ上げ、
拡散していくことを目的としています。
変化治癒力とは、
生きていく上で、様々な変化が身の回りに起こるが、それらを恐れずに、
すべてを受け入れて対応していく力のこと。
変化を楽しむことこそが、好奇心です。
柔軟に対応できる力を持つことで、知識が身に付き、学ぶこともでき、
自分自身も変化し、成長していきます。
変化を恐れる人は、好奇心が薄れ、固定概念と常識に縛られ、
変化治癒力が鍛えられず、生命力が低下する結果を招いてしまいます。
今回分析にかけたメディアをいくつか紹介します。
帯津良一著の『今日から始める養生訓』からは、
「ときめき力」を抽出。
小さなことでも「ときめき」を感じることの効果や、
時には体に悪いことをしながら、
自然治癒力を鍛える方法などが挙がりました。
最高齢で世界一周旅行を行い、ギネスに認定された
昇地三郎著の『106歳を越えて、私がいま伝えたいこと』では、
老いを感じてしまうことで、変化を恐れてしまうことや、
その意識を持ってしまう理由などから
「老感老人」というキーワードが。
106歳生涯現役の昇地氏だからこそ語れるお言葉です。
そして、瀬戸内寂聴氏とドナルド・キーン氏の対談が一冊になった
『日本を信じる』では、“変化”について、
仏教的観点での興味深い説明がありました。
その言葉とは「無常」。
無常は人の死ではなく、「同じ状態が続かないこと」を意味します。
常に変化することで、人は学び、成長し、今の日本があるといいます。
これらのキーワードが土台となって「変化治癒力」ができました。
メインキーワードを導き出すに至った背景や事例などは、
追ってご報告します。
第2回目となったCAN編集室による分析会議“CANALYZE”より
整理されたキーワードは、「ハッピートレーニング」です。
ハッピートレーニングとは、
幸せ感受性を磨き、精神的健康の学習をしようということ。
幸せは群生し、連鎖し、伝染する。
幸福感は友人のそのまた友人にまで伝わるといいます。
また、幸せな生き方をしている人を真似、学ぶことで自分自身も幸せに。
“生き方”を共感することがこれからの友達の作り方。
素敵な生き方をしている先達に学びましょう。
今回分析にかけたメディアをいくつか紹介します。
現役最高齢の声楽家・嘉納愛子さん(103歳)らが登場している
『最高齢プロフェッショナルの教え』からは、
生涯現役を示す「この道ひとすじ」、打ち込むことを自分でつくり
がむしゃらにやってみるという「がむしゃらが人生変える」などを抽出。
『婦人公論』8月号、「大人の友情を育む秘訣、教えます」では、
40代からの本物の友情を築く方法について書かれていました。
大人の友情にとって大切なことは互いの個性を重んじた対等な付き合い。
そこから導き出されたのが「40代友もち」です。
『Globe』7月15日に掲載されていたパリ在住のファッションデザイナー、
島田順子さん(71歳)の「年齢から開放されたら」という記事から展開されたのが、
「年齢開放」「自縄を解く女」「開き直る生き方」など。
年齢のしばりから自分を解放しようというものでした。
そして編集室の興味を一心に集めたのが、『文春新書』7月号の
「ごきげんな人は10年長生きできる」坪田一男著でした。
副交感神経が優位になっているごきげんな状態は、
未来をより良いものにし、人生の選択肢を広めるといいます。
その“幸せ”は友人のそのまた友人にも伝染することから「幸せ伝染力」。
また、幸せになるためにもトレーニングが必要ということから
今回のキーワードの土台となった「ハッピートレーニング」が挙がりました。
これらのキーワードを導き出すに至った背景や事例などは、
後日この場でご報告します。
CAN編集室では毎月1回のペースで、
その折に様々なメディアが取り上げている高齢社会や高齢者、
およびその周辺に関する記事・情報を多角的に受信分析し、
その潮流を1つのキーワードにまとめ上げる
編集分析会議(CANALYZE‥‥CAN+ANALYZEの造語です)を行っています。
今月整理されたキーワードは、「私たちに定年なし」です。
対象となった30以上の媒体から抽出された110以上のキーワードをもとに、
多角的に検討がなされ、最終的にこのキーワードに集約されたものです。
会議メンバーのディスカッションを経るなかで、
110のキーワードはさらに、親の足跡を人生のヒントに、
という「親の背中整理学」、そこから派生した「日記効果」、
1人乗り乗用EVなどの動向を踏まえた「おひとり様プログラム」「私のゲタ」、
長寿の秘訣は自宅での料理という研究結果を踏まえた
「オーマイクッキング」「セルフフーディング」。
そして、心の時代を前向きにという
「ポジティブエイジング」「スピリチュアルエイジング」「素敵な長生き」、
さらに死や葬儀、墓そのものも前向きにみる動きを受けた
「未来の夢」などに絞り込まれました。
加えて、神奈川県藤沢市に住む100歳の現役サラリーマン、
75歳の私財ベンチャーなどのエピソードに関連する
「俺たちに定年なし」「100歳現役生活」「私財ベンチャーズ」「知財・時財・友財」
などがキーワード化され、それらを横につらぬく統合コンセプトとして、
「私たちに定年なし」に圧縮されたものです。
そこに込められた意味合いなど詳細については、追ってこの場で報告します。
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