2011.12.20更新
絵本屋さんに聞きました!
クリスマスに贈って喜ばれる
おすすめの絵本3冊
このブログでたいへんお世話になっている
ティールグリーンインシードヴィレッジの種村由美子さんに
「クリスマスに贈って喜ばれる絵本を教えてください」とお願いしたところ
いろいろ素敵な絵本がある中、とても悩まれながら選んでくださった
絵本をご紹介します。
今からクリスマスのプレゼントを探そうと思っている方がいらっしゃったら
ぜひ参考になさってください!
『おたすけこびとのクリスマス』
なかがわちひろ/文 コヨセ・ジュンジ/絵
徳間書店/刊
1冊目は、はたらくクルマとこびとたちが大活躍する
子どもたちに大人気の絵本『おたすけこびと』シリーズの第2弾、
『おたすけこびとのクリスマス』。
小さな子どもに、クリスマスの夢を育んであげられる
ほんとうに素敵な絵本です!
最初の見開きでやられました。
きれいな色紙やリボンに包まれたプレゼントが
部屋じゅうに置かれていて、窓の外には
好奇心いっぱいの顔つきで覗き込んでいるトナカイたち。
そして、「ことしも、いつものところでね」と電話にでている
サンタさんらしき白いひげのおじいさん!
さあ、おたすけこびとがはたらくクルマを駆使して、
クリスマスプレゼントをお届けする物語のはじまりです!
職人魂すら感じさせてくれるこびとたちの大活躍を
壮大なスケール感で描いていて
とにかく嬉しくなってしまいます。
『クリスマスのこねこたち』
スー・ステイトン/文 アン・モーティマー/絵
まえざわあきえ/訳 徳間書店/刊
おすすめの2冊目は、『サンタクロースのしろいねこ』の続編、
『クリスマスのこねこたち』です。
前作では、美しい緑色の目をもつ白いねこスノウと
飼主であるサンタクロースとの心あたたまるクリスマス絵本でしたが、
続編である本作ではスノウは3匹の子猫のおかあさんになっています。
その中の1ぴき、スノウによく似た緑色の目と白い毛並みのパールが
主人公です。
サンタクロースの家のインテリアやクリスマスの飾りつけ、
子猫たちのしぐさや毛並みなどが濃く深みのある色彩や
リアリティのある質感で描かれ、それはそれは美しい絵本です。
子どももおとなも、十分にクリスマスの良さを感じ取れるはず。
『おおきいツリー ちいさいツリー』
ロバート・バリー/作 光吉夏弥/訳
大日本図書/刊
3冊目は、”アメリカで大人気のクリスマス絵本”という
キャッチコピーの帯が付いていた『おおきいツリー ちいさいツリー』。
この絵本をひと言で言い表すなら、「くすっ!」でしょうか。
とにかく軽快なタッチの絵とテンポの良いストーリー展開、
アメリカ人好みですか、なるほどね、です。
もみの木ひとつで、お屋敷のだんな様から小間使い、庭師、
森のくま、きつね、うさぎ、ねずみへと幸せのリレーが行われます。
そして最後の最後に「くすっ!」なのです!
ぜひぜひ、手にとって読んでみて、
クリスマスのハッピーな気分を味わってみてください!(ミヤタ)