2012.3.1更新

 

絵本研究!

絵本の大きさのこと

参考:「ふたつのいちご」

 

こんにちは!今日は絵本の研究をしてみました!
絵本はいろいろな要素がたくさん入っているので、
一つ一つ考えていくと、とっても楽しいですよ♪


絵本って、漫画や雑誌と違って、サイズはみんなばらばらですよね。 

zentai.jpg

よこのながーい長方形、たてのながーい長方形、
よことたて、どちらもあまり変わらない長方形……
 

このなかで、特に小さい絵本「ふたつのいちご」に注目! 

futatuno-ichigo.jpgのサムネール画像

『ふたつのいちご』林明子 作 福音館書店


たて10.5cm、よこ12cm…大人の手のひらに収まるサイズです。

”かすみちゃんは、クリスマスのケーキに飾るいちごを探しに行って、
うさぎの家を見つけました。
うさぎの家でもうさぎのお母さんがケーキを作っていて……。”
(福音館書店HPより引用)

どうしてこんなに小さいんだろう??とめくって、中身を読んで見ていくと……
森の中の出来事なのに、かすみちゃんの背よりも大きいものは、
イラストには描かれていませんでした。 

p20-21_mini.jpg

『ふたつのいちご』林明子 作 福音館書店 p20-21
かすみちゃんがうさぎの家を覗き込んでいるシーンです。

子どもの持っている不思議な世界を、子どもの目線で描いているからでしょうか?
それなら確かに、大きなサイズの絵本にするより、小さなサイズの絵本にした方が
ぐっと世界に入り込みやすくなりますね。

気になった方は一読してみて、小さな世界を体験してください♪ 


絵本って、サイズひとつとっても、考えて作られてるんですね。
奥が深いなあ……。(サイトウ)


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