ロシアの素敵な絵本のご紹介!
ヴァスネツォフの娘、エリザベスの
『子守唄の絵本』
今日は、先日おじゃました「ふぉりくろーるのロシア絵本展」で
購入した絵本を皆さまにご紹介したいと思います。
『子守唄の絵本』
エリザベス・ヴァスネツォフ作
ロシアの子守唄を集めて見開きごとに絵をつけた
うたの絵本です。
『さんびきのくま』を描いたユーリー・ヴァスネツォフの娘、
エリザベス・ヴァスネツォフの『子守唄の絵本』です。
お父さんの絵の影響をかなり受けて、動物たちがたくさん登場する
こってりとした絵柄ですが、赤やピンク、オレンジといった
可愛らしい色合いといい、ほのぼのとした表現といい
とても心があたたかくなる絵本です。
とくに右のページは絵がはみだしそうなぐらいにのびのびと
素朴な場面が連続して、ぐいぐい惹きこまれてしまいます。
ロシアの文字は読めなくても、子守唄らしい
子どもへのいとおしさ、やさしさがびんびん伝わってきます。
さまざまな動物が子どもを見守っている感じも微笑ましく
見ていて飽きません。
この作品は1973年に出版されたエリザベスの処女作の復刊で
受賞歴もあるそうです。
ミトゥーリチ一家もそうでしたが、ロシアでは親子で絵本作家という
ケースが多いのも面白いなあと思いました。
とくに色、柄が素敵だなと思った5つの見開きをご紹介しましょう。
キャプションは絵をみて自然と思いついた言葉です。
皆さまはどんな言葉が浮かんできますか?
木陰できじばとたちが
楽しい合唱を披露してくれます!
2匹のねこがふたごの赤ちゃんの見張り役。
いたずらからすたちも近づけません!
子ねこが赤ちゃんに子守唄をうたってます!
その隙に、子ねこのご両親は着飾ってお出かけかしら?
森の中は楽しいことがいっぱい。
きつねのおかあさんは
つる草で編み上げ靴を編んでくれました!
小鳥のおかあさんも、人間のおかあさんも
子どもを大事に大事に
ぎゅっと抱きしめてくれるのはいっしょです。
いかがでしたか?
絵本は文字が読めなくてもすーっと心に入ってくるから素敵です。
そして空想の翼がどんどん羽ばたいてくれます。
「ふぉりくろーるのロシア絵本展」では
他の国の絵本とはひと味もふた味も違うロシア絵本のなかから
とくにきわだって素敵な表紙を撮影させていただきました。
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