2012.5.21更新

皆さまへご報告!

「絵本のなかのイタリア 横浜展」で

 絵本のチカラのイベントがあります!

 

当ブログで何度かご案内いたしました
第3回「イタリアの絵本と子どもの本」展が
いよいよ明日5月22日(火)~6月1日(金)まで
横浜・象の鼻テラスで開催されます。

イタリア文化会館 東京
絵本のなかのイタリアURL
http://www.iictokyo.esteri.it/
IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=459

  

虎の巻表.jpg「絵本のなかのイタリア~
第3回 イタリアの絵本と子どもの本」 横浜展
開催日/2012年5月22日(火)~6月1日(金)
開催時間/10:00~18:00 最終日は15:00まで
会場/〒231-0002 横浜市中区海岸通1丁目
象の鼻テラス
最寄り駅/みなとみらい線「日本大通り」徒歩3分
入場/無料

問合せ先/イタリア文化会館 Tel.03-3264-6011(内線23)

 

この横浜展では、私たち絵本のチカラプロジェクトも
ご協力させていただきました!

それが上のパンフレット「絵本のなかのイタリア展 虎の巻」です。
企画・制作を絵本のチカラが担当いたしました。
会場に置かれていますので、ご自由にお取りください。


虎の巻A面.jpg

「虎の巻」の中面です。
12のセクションごとにおすすめの絵本を簡単に解説しています。
イタリア語がわからないこと(私たちもです!)を前提に
”絵を読む”楽しさをお伝えしました!

 

虎の巻B面.jpg

「虎の巻」の裏面です。
こちらには展示絵本約250冊のリストが掲載してあります。
これをもとに会場内をまわっていただき
お気に入りの絵本を3冊選んでいただくという
アンケートも付いています。
抽選で15名の方にイタリア文化会館より
今回展示したイタリア絵本のどれかをプレゼント!
という素敵な企画になっています。
ぜひアンケートを応募してくださいね!

 

また、絵本のチカラプロジェクトでは、ガイドツアーも実施します。
開催日は
●5月26日(土)午後3時30分~4時30分
●5月27日(日)午前11時~12時
の2回です。
いずれも「イタリア語がわからなくてもイタリア展を楽しむコツ」を
最初の10分間ほどレクチャーさせていただき
その後は自由に会場内の絵本を閲覧していただきます。

なんといってもこの絵本展の最大の特長は
実際に絵本を手にとってページをめくって自由に読むこと。
写真撮影も自由なんです!
絵本のチカラスタッフが会場内をウロウロして
皆さまをサポート&アテンドいたします。

横浜近郊にお住まいの方、今度の土曜日か日曜日に
象の鼻テラスまで足をお運びになりませんか?!
そして絵本のチカラスタッフに気軽にお声をおかけください。
お待ちしています!(ミヤタ)

 

2012.5.14更新

吉祥寺トムズボックス

5月のギャラリー個展は

スズキコージさんの『聖なる野獣展』です

 

トムズボックス5月表.jpg

スズキコージ個展
『聖なる野獣展』
開催期間/2012年5月1日(火)~30日(水)
開催時間/11:00~20:00 ※最終日は18:00まで
定休日/木曜
場所/トムズボックス
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-7
TEL&FAX 0422-23-0868
http://www.tomsbox.co.jp/

 

吉祥寺「トムズボックス」から届いた5月のDMは
スズキコージさんの『聖なる野獣展』です。

 

トムズボックス5月裏.jpg

「ミナトマチコウベからケモノタチがホエております!」
DMのメッセージからも伝わってくる
ゾクゾクくる面白さ!

 

簡単にスズキコージさんのプロフィールを
ご紹介しましょう。
1948年静岡県浜北市生まれ。
1968年新宿歌舞伎町の路上で初個展、
1971年個展「コージズキンの世界」開催。
サイケデリックフーテンヒッピー生活の中で
才能をさらに磨かれたそうです。
(公式HPより)

  

スズキコージ.jpg

『とんがとぴんがのプレゼント』ⓒスズキコージ

スズキコージさんの作品については
絵本のチカラ バックナンバー2011.8.29付
うらわ美術館「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」②で
入選作『とんがとぴんがのプレゼント』の原画
を掲載。
あたたかみのある楽しい絵柄が印象的でした。
なお『とんがとぴんがのプレゼント』は
『ぐるんぱのようちえん』の西内ミナミさんが
ぐるんぱの姉妹編として創作して
「こどものとも」に発表した作品を
40年ぶりにスズキコージさんの絵でリニューアル。
福音館書店刊。

 

スズキコージさんは、トムズボックス4月のギャラリー個展の
片山健さんとは友人関係とのことです。
片山さんの絵本『おばあさんの青い空』には
スズキコージさんをモデルにしたキャラクターも登場しています。
トムズボックス土井さんが好まれる、
どちらかというとクセのある濃い絵を描かれる作家さんです。

今でも中南米や東南アジア、東欧などを
行ったり来たりされているというスズキコージさん。
その活動は創作絵本にとどまらず
画集、マンガ、映画や演劇のポスター、
舞台装置や衣装、店の看板やマッチ箱、壁画、
さらには自ら出演するライブイベントまで
幅広い分野で絶好調。
旅人であり続けるかぎり、好奇心と楽しい気づきの源泉は
くめどもくめども尽きることはないのでしょう。(ミヤタ)


2012.5.7更新

第3回イタリアの絵本と子どもの本展

『絵本のなかのイタリア』

大阪展開催のご案内

 

皆さま、ゴールデンウィークはいかがおすごしでしたか?
日常とは違った環境で、新しい発見や感動に出会えた方も
多いのではないでしょうか?

さて、当ブログで2月にご案内しました
第3回「イタリアの絵本と子どもの本」の大阪展が
本日5月7日(月)~5月17日(木)まで
大阪・中之島の朝日新聞ビル1階ASACOMホールで開催されます。

 

大阪展ポスター.jpg

「絵本のなかのイタリア~
第3回 イタリアの絵本と子どもの本」 大阪展
開催日/2012年5月7日(月)~17日(木)
開催時間/10:00~18:00 最終日は15:00まで
休館日/5月12(土),13(日)

会場/大阪市北区中之島3-2-4
朝日新聞大阪本社1階ASACOMホール
問合せ先/イタリア文化会館・大阪 Tel.06-6229-0661(代表)

 

今回の展示会の切り口は『絵本のなかのイタリア』。
近刊を中心に250冊ほどのイタリアの絵本を、
街、歴史、アート、食べ物、家族など12のセクションに分類。
その1冊1冊を重ね合わせていくと、イタリアというひとつの国が
みえてくる構成になっています。

大阪近郊にお住まいの方、ぜひこの機会に
絵本を通じてイタリアに触れてみてはいかがでしょう?!

企画監修および絵本のセレクションを担当したのは
Andersen社。イタリアで児童書専門の
月刊誌を刊行している出版社です。
毎年イタリアの子どもの本を対象にした
Andersen賞でも有名です。

絵本の展示は12のセクションに分類されています。

1)I DIRITTI E IL RISCATTO
  生きる権利と社会的救済  

2)A TAVOLA
   多彩な食卓  

3)UN PAESE IN RIVA AL MARE
   海にかこまれた国  

4)LA CAMPAGNA, TRA NATURA E CULTURA
   田園、自然と文化の共生  

5)LE FIABE, I CANTASTORIE E IL
CARNEVALE
   昔話、かたりべ、カーニバル  

6)I TESORI DELL’ARTE
   美術作品にかこまれて  


7)TURISMO A MISURA DI BAMBINO
   子ども向けガイドブック  

8)IN FAMIGLIA
   さまざまな家族のかたち   

9)IL PAESE DEL BEL CANTO
   オペラの国  

10)QUATTRO PASSI NELLA STORIA
     歴史散歩  

11)LE STRADE DELLA CITTA’
     街をあるく

12)SCUOLA, CASA E TEMPO LIBERO
     学校、家、自由時間

 

この12の分類の仕方からして、とてもユニークだと
思いませんか?
とくに1)の「生きる権利と社会的救済」なんて、
個人主義、自由主義が発達した西欧ならではの視点ですね!
自分の生きる権利は主張すべきだけれども
弱い立場の人への思いやりも忘れてはならない。
そのことをきちんと子どもに教えているわけです。
絵本でどう表現しているか、ぜひご覧ください。 

 

生きる権利と救済絵本.jpg

1)「生きる権利と社会的救済」のセクションにある1冊
『L'altracitta (もうひとつの町)』の表紙です。
この絵本は綴じ代が上にあるので
カレンダーのようにめくって読みます。
同じ横断歩道を渡るお金持ちのマダムと浮浪者が
象徴的な絵柄ですが、浮浪者がオシャレに見えるのは
イタリアのセンスかもしれませんね!

 

絵本のなかのイタリア展は
絵本を自由に手にとってページをめくって楽しむことができます。
また、写真撮影も自由!
なんともおおらかなイタリアのスタイルです。
東京展では遠慮されて、というか告知がいきわたっていなかったためか
表紙を覗き込むように眺めるだけの方が
多かったようですので、
大阪展ではぜひじかに触って写して
イタリアの心を満喫してみてはいかがでしょう!

また今月22日(火)からは横浜展が開催されます。
そちらも近くになったらご案内いたします。(ミヤタ)
 

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