第3回イタリアの絵本と子どもの本展
『絵本のなかのイタリア』
大阪展開催のご案内
皆さま、ゴールデンウィークはいかがおすごしでしたか?
日常とは違った環境で、新しい発見や感動に出会えた方も
多いのではないでしょうか?
さて、当ブログで2月にご案内しました
第3回「イタリアの絵本と子どもの本」の大阪展が
本日5月7日(月)~5月17日(木)まで
大阪・中之島の朝日新聞ビル1階ASACOMホールで開催されます。
「絵本のなかのイタリア~
第3回 イタリアの絵本と子どもの本」 大阪展
開催日/2012年5月7日(月)~17日(木)
開催時間/10:00~18:00 最終日は15:00まで
休館日/5月12(土),13(日)
会場/大阪市北区中之島3-2-4
朝日新聞大阪本社1階ASACOMホール
問合せ先/イタリア文化会館・大阪 Tel.06-6229-0661(代表)
今回の展示会の切り口は『絵本のなかのイタリア』。
近刊を中心に250冊ほどのイタリアの絵本を、
街、歴史、アート、食べ物、家族など12のセクションに分類。
その1冊1冊を重ね合わせていくと、イタリアというひとつの国が
みえてくる構成になっています。
大阪近郊にお住まいの方、ぜひこの機会に
絵本を通じてイタリアに触れてみてはいかがでしょう?!
企画監修および絵本のセレクションを担当したのは
Andersen社。イタリアで児童書専門の
月刊誌を刊行している出版社です。
毎年イタリアの子どもの本を対象にした
Andersen賞でも有名です。
絵本の展示は12のセクションに分類されています。
1)I DIRITTI E IL RISCATTO
生きる権利と社会的救済
2)A TAVOLA
多彩な食卓
3)UN PAESE IN RIVA AL MARE
海にかこまれた国
4)LA CAMPAGNA, TRA NATURA E CULTURA
田園、自然と文化の共生
5)LE FIABE, I CANTASTORIE E IL CARNEVALE
昔話、かたりべ、カーニバル
6)I TESORI DELL’ARTE
美術作品にかこまれて
7)TURISMO A MISURA DI BAMBINO
子ども向けガイドブック
8)IN FAMIGLIA
さまざまな家族のかたち
9)IL PAESE DEL BEL CANTO
オペラの国
10)QUATTRO PASSI NELLA STORIA
歴史散歩
11)LE STRADE DELLA CITTA’
街をあるく
12)SCUOLA, CASA E TEMPO LIBERO
学校、家、自由時間
この12の分類の仕方からして、とてもユニークだと
思いませんか?
とくに1)の「生きる権利と社会的救済」なんて、
個人主義、自由主義が発達した西欧ならではの視点ですね!
自分の生きる権利は主張すべきだけれども
弱い立場の人への思いやりも忘れてはならない。
そのことをきちんと子どもに教えているわけです。
絵本でどう表現しているか、ぜひご覧ください。
1)「生きる権利と社会的救済」のセクションにある1冊
『L'altracitta (もうひとつの町)』の表紙です。
この絵本は綴じ代が上にあるので
カレンダーのようにめくって読みます。
同じ横断歩道を渡るお金持ちのマダムと浮浪者が
象徴的な絵柄ですが、浮浪者がオシャレに見えるのは
イタリアのセンスかもしれませんね!
絵本のなかのイタリア展は
絵本を自由に手にとってページをめくって楽しむことができます。
また、写真撮影も自由!
なんともおおらかなイタリアのスタイルです。
東京展では遠慮されて、というか告知がいきわたっていなかったためか
表紙を覗き込むように眺めるだけの方が
多かったようですので、
大阪展ではぜひじかに触って写して
イタリアの心を満喫してみてはいかがでしょう!
また今月22日(火)からは横浜展が開催されます。
そちらも近くになったらご案内いたします。(ミヤタ)