いよいよ本日からスタート!
「絵本のなかのイタリア 横浜展」
象の鼻テラスに行ってきました!
初日の今日はあいにくの雨模様でしたが
26(土)と27(日)に行う絵本のチカラのイベント、
「絵本のなかのイタリア展 虎の巻」ツアーガイドの最終確認のため
それぞれの日にレクチャーを担当する
吉田功さん(絵本のチカラ社外研究員)と
サイトウ(絵本のチカラスタッフ)と一緒に
象の鼻テラスに行ってきました。
象の鼻テラスの外観です。
(撮影/吉田 功)
「絵本のなかのイタリア~
第3回 イタリアの絵本と子どもの本」 横浜展
開催日/2012年5月22日(火)~6月1日(金)
開催時間/10:00~18:00 最終日は15:00まで
会場/〒231-0002 横浜市中区海岸通1丁目
象の鼻テラス
最寄り駅/みなとみらい線「日本大通り」徒歩3分
入場/無料
問合せ先/イタリア文化会館 Tel.03-3264-6011(内線23)
巨大な象がお出迎え♪
(撮影/吉田 功)
左手が入口。入ってすぐのところは象の鼻カフェです。
「絵本のなかのイタリア展」はその隣、
自由に出入りできるオープンな空間です。
壁には同時開催の企画、
『Dear Japan~世界の絵本画家からの
希望のメッセージ~』のイラストが展示されています。
(撮影/吉田 功)
象の鼻カフェとの境、絵本展のスタート地点には
おなじみのポスターと
絵本のチカラが作った「虎の巻」パンフレット、
そしてアンケートの回収BOXが設置してあります。
ぜひアンケートをご記入いただき
抽選でイタリア絵本をGET!してくださいね。
(撮影/吉田 功)
テラスの窓からは大桟橋がすぐ目の前に望めます。
反対側の窓からは赤レンガ倉庫という最高の立地です。
象の鼻カフェ。飲み物やスイーツ、サンドウィッチのほか
バンダナや「ぞうのはなみず」という絶妙なネーミングの
ミネラルウォーターなど「オリジナルグッズ」も販売していました。
「虎の巻」では12セクションそれぞれのおすすめ絵本を
ご紹介しています。
あくまでもイタリア語がわからないことを前提に
どうイタリア絵本を楽しむか、の視点で選んだ絵本です。
すなわち、「絵が素敵」ということ。
「絵だけで面白さがわかる」ということでもあります。
「虎の巻」掲載分以外にも秀逸なものが数多くありますので
2回に分けてご紹介します。
本日はセクション1)~5)までの中から
素敵だと思った絵本を1冊ずつ、
合計5冊をご紹介!
1)A TAVOLA 多彩な食卓
「La pasticceria Zitti ツィッティ洋菓子店」
洋菓子店の店主、ツイッティ氏が主人公の絵本。
人間の多様性や、人との関わりについて
深く考えさせられる内容です。
ダークな濃い色調と太い線で
ぐいぐい迫ってくる絵が特徴的。
2)IN FAMIGLIA さまざまな家族のかたち
「La riparazione del nonno おじいちゃんの修理」
いつも面白いお話をしてくれるおじいちゃん。
でもおじいちゃんは機械だった。
あるとき壊れて修理してもらったら、
お話がとまらなくなってしまった。さあ大変!
紙の質感といい抑えた色調といい
ノスタルジックな趣が素敵な絵本。
3)LE FIABE, I CANTASTORIE E IL CARNEVALE
昔話、かたりべ、カーニバル
「La figlia di Biancofiore 白い花の娘」
泉のほとりで、おばあさんに水をめぐんで欲しいと
頼まれたふたりの娘。
金持の娘は無視するが、貧しい娘は水を汲んであげる。
感謝したおばあさんはその娘にある特別な贈りものを与える
というストーリー。
色彩がとにかく素敵で、ヨーロッパの絵本だなあと
感じさせてくれます。
4)I TESORI DELL’ARTE 美術作品にかこまれて
「I mirabolanti viaggi di Nicky Stoppino
ニッキー・ストッピーノの驚くべき旅」
失踪した謎の作家の跡を追って
主人公のニッキーがイタリア44カ所の世界遺産を
巡るというユニークな構想。
親しみのもてるイラストと世界遺産の建造物が楽しめます。
5)IL PAESE DEL BEL CANTO オペラの国
「Turandot トゥーランドット」
残酷な王女、三つのなぞなぞ、名前を隠した謎めいた王子。
東洋の神秘的なストーリーをイタリアの子どもたちに
伝えるリアルなタッチの絵。
表情がやや中近東風味なところが気になりますが
装丁が布製で豪華な感じ!
★次回、残りのセクションの素敵な絵本をご紹介します。
お楽しみに! (ミヤタ)