世界初の無農薬りんごに成功!
りんご農家・木村秋則さんを描いた絵本
『りんごのおじさん』
皆さま、こんにちは!
本日は、メルマガ会員のひとり、
荒田ゆり子さんが装丁を担当された絵本
『りんごのおじさん』をご紹介します。
荒田さんは本の装丁やグラフィックデザインを手がけられ、
美大ではデザイン科の非常勤講師もつとめられている
とても素敵な女性です。
今回、その『りんごのおじさん』の元になったお話が
映画化されることになり、絵本の装丁も新しくなりました。
その絵本がこちらです。
『りんごのおじさん』
鈴木まもる/絵 竹下文子/文 ハッピーオウル社/刊
不可能といわれた無農薬のりんご栽培に
たったひとりで挑んだおじさんの物語(本書の帯より)。
それは、これまで たべたことのない おいしさでした。
くすりにも ひりょうにも たよらずに、
じぶんの ちからで はなを さかせ、
じぶんの ちからで みのった、
げんきな げんきな りんごの あじでした。
(「りんごのおじさん」中面より)
この絵本の元になったのは
青森県のりんご農家・木村秋則さんの実話です。
2006年12月にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀
第35回 りんごは愛で育てる」で放送され、
大きな反響を呼びました。
『奇跡のリンゴ』
石川拓治/著 幻冬舎/刊
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」制作班/監修
木村さんの関連本は多数発行されていますが
とりわけこの『奇跡のリンゴ』はノンフィクションとしては
異例の26万部を販売。
本の帯には「ニュートンよりも、ライト兄弟よりも、
偉大な奇跡を成し遂げた男の物語。」とあります。
木村さんが無農薬、無肥料のりんご栽培に取り組みだしたのは
農薬アレルギーに悩む妻を思ってのことでした。
それからりんごの木が花を咲かせるまでの9年もの歳月は
試行錯誤の繰り返しで、害虫対策などもことごとく失敗。
極貧に耐え、周囲からの冷たい目や心ない言葉に
心が折れそうになったこともあったそうです。
そんなさまざまな苦労を乗り越えて実ったりんご。
それは、土と水と太陽という
自然の恵みだけをたっぷり含んだ
とびきりおいいしいお味なのです!
その木村さんの物語が、「奇跡のリンゴ」のタイトルで
映画化、2013年全国東宝系で公開されることになりました。
木村さんには阿部サダヲさん、
木村さんを支えた妻役には菅野美穂さん。
木村さんご本人もエキストラ出演を予定され
地元の弘前市でオールロケということです。
今から映画もとても楽しみですが、
そのまえに、木村さんのりんごを
ひとかじりしてみたくなりました!
荒田さん、素晴らしい絵本をご紹介いただき
ありがとうございました。 (ミヤタ)