2012.8.21更新

 池谷剛一さんによる

面白いLIVEと作品展示

「月光 ~草食動物の思考~」

 

皆さま、こんにちは!

今年6月8日付の当ブログ
猫好きなあなたへ贈る ミステリアスで優雅で可愛らしい
猫の絵本 5選」を寄稿された
”社外研究員第3号”の飯田陽子さんが
面白い絵本作家さんをご紹介くださいました。

池谷剛一(いけや・よしかず)さんです。

池谷さんから、今週金曜日8月24日の夜に
絵本にちなんだライブイベントのご案内をいただきましたので
まずはそのご案内から。

 

パンフレット★.jpg

「月光 ~草食動物の思考~」

 ★作品展示/2012年8月24日(金)~9月1日(土)
★LIVE&エキシビションのオープニングパーティー
日時/2012年8月24日(金)
開場/19:00、開演/20:00
出演/池谷剛一(LIVEペイント&展示)、
ブラウンライス(演奏)、モリパン(天然酵母パン)
チャージ/前売:3,500円 (当日 3,800円)
1 ドリンクつき 1プレート

会場/代官山 Cafe & Bar「山羊に、聞く?」
住所/東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B1F
東急東横線 代官山駅 徒歩1分
ご予約・お問い合わせ/「山羊に、聞く?」
電話/03-6809-0584(15:00~23:00)
mail/ info@yagiii.com
web/ http://yagiii.com/?page_id=1235

 

24(金)のオープニングパーティーでは
絵本『そして僕は天使になった』のLIVE朗読や
LIVEペイント、絵本に登場する犬の立体展示やBAR、
シェフによる絵本に登場するメニューの再現など
夏の終わりに五感で感じるアートパフォーマンスを
楽しめるそうです!

 

_DSC5037★.jpg

池谷剛一(いけや・よしかず)さん
1969年東京生まれ、
1991年多摩美術大学美術学部絵画科卒業。
以後、創作活動に入る。
著作に『そして僕は天使になった』(光琳社出版)、
『椅子』『そして僕は天使になった』
『そして僕も天使になった』『ぼくのやま ママのやま』
『世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら』
(いずれもパロル舎)がある。
連絡先/ikeya.yoshikazu@facebook.com

 

 

池谷さんの持ち味は、ご自分の作品を
見る人にとことん楽しんでもらえるように
さまざまなパフォーマンスを提供されることだと思います。
つまり、まるごとひっくるめて「池谷剛一の作品」
なのではないでしょうか。
今回のLIVE&エキシビションのオープニングパーティーでも
絵本『そして僕は天使になった』のBarが再現され、
犬が呑んでいた『犬の天使』カクテルや
絵本『てがみがもしもとどくなら』に出てきたスープが
期間限定で登場するそうです!

そういった意味でも、池谷さんは
「Picture Book Performer」とでも呼ぶべき
新しい”絵本職人”なのだと思いました。
 

 

_DSC6567★.jpg

LIVEペイントする池谷さん。

 

ふくろうのいるイベント写真★.jpg

 絵本『てがみがもしもとどくなら』にはふくろうが出てきます。
その読み聞かせイベントでは、ほんもののふくろうが登場!

 

ここからは、池谷さんの絵本作品をご紹介していきましょう。
まずは最初の作品から。

 

 そして僕は天使になった.jpg

 『そして僕は天使になった』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
愛犬が亡くなった翌日、
真っ白な雪におおわれた景色に
インスパイアされて着手した絵本だそうです。

 

 そして僕は中面電線.jpg

 池谷さんの作品にたびたび登場する「電線」。
この電線、なんだかあやしげな感じがしませんか?
実はあとあと重要な意味を持っているのです!

 

 

そして僕はバー.jpg

 天使になった犬が立ち寄ったBarのシーン。
このBarと犬が呑んでいるカクテルが
オープニングパーティーで再現され
参加した人も堪能できるそうです!
 

 

2冊目はこちらの絵本です。

 

椅子表紙.jpg

『椅子』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
主人公の椅子の悲哀と喜びを
大人っぽいタッチで描いています。

 

 

椅子中面.jpg

はやりのレストランには
いつもお客がいっぱい。
なのに僕に座ってくれる人はいない・・・。

 

 

椅子電線.jpg

ついに路地裏に捨てられた僕。
心模様のような冷たく悲しい雨が降ってきた。
よく見ると、ほらここにも電線。

 


3冊目は、最初の本の続編になります。

 

そして僕も表紙.jpg

『そして僕も天使になった』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
『そして僕は天使になった』の続編。

 

 

そして僕も中面電線.jpg

お約束の電線。

 

そして僕もバー外観.jpg

 犬がいたのと同じBarにたどり着く。
そこで出会う素敵な出来事!

 

 

4冊目はこちらの絵本です。
クリスマスギフトに最適ですね。

 

クリスマスツリー表紙.jpg『世界にひとつしか
クリスマスツリーがなかったら』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
あなたは何を飾りたいですか?

 

 クリスマスツリー中面.jpg

けんかも戦争もなくして・・・・・・。
たったひとつのツリーに聖なる夜の願いごと。
世界中から人々が持ち寄ったものとは?

 

 
そして最後はこちら。

 

てがみ表紙.jpg

『てがみが もしも とどくなら』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
天国にいる人へ手紙を届けてくれるという
不思議なポストのファンタジー。
手紙に託した思いとは?

 

 

てがみ電線.jpg

あっ! やっぱり電線です!

 

 

てがみスープ.jpg

この絵本では、スープが重要な
意味を持っています。
そしてこのスープも、オープニングパーティーで
いただけるそうです!

 

 

 1206MAP_NEW★.jpg

 なんと池谷さんは、ご自分の作品を
つなぎあわせてひとつの世界におさめた
MAPも作っちゃいました!
クリスマスツリーのもみの木もちゃんと生えてます。
電線の秘密、こういうことだったんですね!
このMAPも、イベント会場に展示されるそうです。

 

 325308_229147817151322_1826022672_o.jpg

絵本アプリにもなっています。
なんともいえない不思議な世界を
さらに際立たせる音楽がすてきです!

 

 

池谷剛一さん-011★.jpg

取材当日、持参してくださった
池谷さんのアイデアノート。

 

 

 池谷剛一さん-010★.jpg

 池谷さんの絵本の世界観は
これらのエスキースから生まれるんですね!


今回、惜しみなく秘密を覗かせてくださった池谷さん、
本当にありがとうございました!
今週金曜の夜、お時間のある方は
ぜひ代官山まで不思議な体験をしにいらっしゃいませんか?
ちょうど今週は代官山は街全体でアートフェス開催中。
いつも以上にアート色濃い街並になっているはずですよ! (ミヤタ)

2012.8.17更新


うらわ美術館

 ブラティスラヴァ世界絵本原画展

 -広がる絵本のかたち

 

 

BIB2012ポスター★.jpg

 「ブラティスラヴァ世界絵本原画展—広がる絵本のかたち」
期間/9月2日(日)まで 
開館時間/10時~17時、土曜日・日曜日のみ~20時
(入場は閉館30分前まで)
観覧料/一般 600円 大高生 400円 中小生 無料
休館日/月曜日 
会場/うらわ美術館 ギャラリーABC
住所/さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3F
TEL/048-827-3215
http://www.uam.urawa.saitama.jp/

 

2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画展、
第23回を迎えたブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB2011)。
うらわ美術館から国内巡回展が始まりましたので、
昨年に引き続き取材してきました。
前回の第22回展のブログ記事および
このコンペティションの成り立ちについては
こちらをご覧ください。

第23回展は世界44ヶ国から356名の絵本作家の
原画作品2318点が出品されました。
グランプリの栄誉は、韓国のチョ・ウンヨンさん。
彼女の作品『はしれ、トト!』は上のポスターや
図録の表紙に採用されています。
また、先日当ブログでご紹介した
「2012イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の図録の表紙にも
チョ・ウンヨンさんの書き下ろしの絵が使われています。

 


図録表紙.jpgBIB2011の図録の表紙です。
 

うらわ美術館では
第1部「BIB2011受賞作品」、第2部「BIB2011日本作家の作品」、
第3部「スロヴァキアのイラストレーションの現在」、
第4部「絵本のかたち-日本のしかけ絵本」
という4部構成になっていました

まず第1部では受賞者11名の作品が展示されています。
各賞から1作品ずつご紹介しましょう。

 
★グランプリ(1名)

チョ・ウンヨン.jpgチョ・ウンヨン/韓国「はしれ、トト!」(2010年)
ⓒEun young Cho
幼い子どもの目でとらえた競馬場の様子。
走る馬がダイナミックに描かれていきます。

 

チョ・ウンヨン「はしれ、トト!」.jpgチョ・ウンヨン/韓国「はしれ、トト!」(2010年)
ⓒEun young Cho
絵本は、場面ごとに技法の異なる原画が
大胆なトリミングで編集されていて
とても興味深い作品です。
 

 

CIMG2520.JPG

「はしれ、トト!」の絵本。
初出のフランス版(写真右)と逆輸入された韓国版(左)も
手にとって見ることができます。

 

★金のりんご賞(5名) 

ジャニク・コアト サプライズ.jpgジャニク・コアト/フランス「サプライズ」(2010年)
ⓒJanik Coat
文字のない(=サイレント・ノベル)作品です。
飼い主の女性と一匹の飼い猫の暮らし、
その関係の変化をグラフィカルに表現しています。

  

CIMG2528.JPG ジャニク・コアトの絵本2冊。
「サプライズ」(写真左)と「わたしのカバ」。
どちらもグラフィカルな表現が傑出した作品です。


 

★金牌賞(5名)

シモーネ・レア.jpg

シモーネ・レア/イタリア「イソップ物語」(2011年)
ⓒSimone Rea
イソップ物語から20篇を紹介する絵本です。
各物語は見開きに一つの場面と簡潔な文章で
構成されています。
大胆な構図と深くて鮮やかな色調が
とても印象に残る作品です。

 

うらわ美術館BIB2012 058.jpg  「イソップ物語」の絵本の展示

 


さらに1部では、子ども審査員賞も展示されています。 

 

★子ども審査員賞(1名) 

いまいあやの.jpgいまいあやの/日本「くつやのねこ」(2008年)
ⓒいまいあやの

 

当ブログで昨年7月1日付「きょうの絵本」としてご紹介した
いまいあやのさんの「くつやのねこ」。
その際、いまいあやのさんにFAX取材させていただきました。
(「くつやのねこ」の記事はこちらです。)
その作品が今回子ども審査員賞を受賞!
とても嬉しく思いました。
文字通り”子どもたちによって選ばれた作品”ということですから。
子ども審査員の代表カタリーナ・マルシツォーヴァーさんは
「シンプルさの中に絵の神秘性と美しさがある。
私たちは、この作品の色彩と画面の作り方が良いと思った」
と発表したそうです。

 

うらわ美術館BIB2012 065.jpg

「くつやのねこ」の絵本の展示。

 



さて、BIB2011について、うらわ美術館の学芸員・山田志麻子さんに
全体的な特徴や日本の作品の特筆すべき点などについて
解説していただきましたのでご紹介します。

 

—今回の全体的な特徴についておうかがいしたいのですが?

山田: 現代的でグラフィカルな作品が多かったということでは
ないでしょうか。
よりポップな、という表現がふさわしいかもしれません。
前回までは絵画的で重厚な作品が多かったのですが
今回はとくに「若手化」と「デジタル化」が
顕著だったと感じています。


—たしかに、グランプリ作品「はしれ、トト!」は
iPadでもかなり楽しませてもらいました。
紙の絵本とは違った面白さがあって、
そういったところが今回は新しいところですね。

 

うらわ美術館BIB2012 011.jpg「はしれ、トト!」は絵本アプリにもなっています。
うらわ美術館では、原画、絵本、絵本アプリと
それぞれ比較しながら観ることができて
実に面白い展示になっていました。
躍動感のあるダイナミックな絵が
絵本アプリによってさらに迫力と楽しさが増します。

 

山田:これまではどちらかというとブラティスラヴァは
ベテランの絵本作家のコンペティションで
ボローニャは若手の登竜門と言われていましたが、
今回の受賞者は若いんですね。
過去5回の受賞者の平均をとっても、
グランプリ受賞者の平均をとっても、
今回のブラティスラヴァはとりわけ若く、イラストレーターとして
活躍しだしたばかりの人が多いのです。


—若い才能をピックアップするような方向に
審査の舵をとられだしたのでしょうか?

山田:現地の事務局の組織が変わって、
何か新しいものを生み出そうとする意識が
いろいろなところで現れているのかもしれません。
デジタル化にしても、本来は原画展ですので
1点ものの絵が審査の対象でしたが
今回はコンピュータグラフィックスのデジタル出力や
デジタルドローイングなど、コンピュータを使った作品が多く
受賞作品の約半分がそうでした。
前回まではオリジナルでないものに対する躊躇といったものが
あったそうですが、今回は受賞作品をみても
それが払拭されたといえると思います。


—いよいよコンピュータによる原画制作があたりまえの
時代に入ったともいえますね?

山田:そうですね。原画を描く時点でコンピュータを使うことが
多くなったことでも、今後原画展をどう考えるかという
大きな岐路に立ったともいえるかもしれません。

 

  

さて、第2部では国内選考を通った12名の日本人作家の
原画と絵本が展示されていました。

 

 あべ弘士.jpgあべ弘士「もりのねこ」2010年 
ⓒあべ弘士
  

  

荒井良二.jpg荒井良二「うちゅうたまご」(2009年)
ⓒ荒井良二
   

 
飯野和好.jpg飯野和好「うらしまたろう」(2010年)
ⓒ飯野和好

 

  

大畑いくの.jpg大畑いくの「そらのおっぱい」(2007年)
ⓒ大畑いくの
 

 

片山健.jpg片山健「むかしむかし」(2010年)
ⓒ片山健

 

  軽部武宏.jpg軽部武宏「のっぺらぼう」(2010年)
ⓒ軽部武宏
  

 

こみねゆら.jpgこみねゆら「にんぎょうげきだん」(2009-10年)
ⓒこみねゆら


  

酒井駒子.jpg酒井駒子「BとIとRとD」(2009年)
ⓒ酒井駒子
 

 

 田中清代.jpg田中清代「気のいい火山弾」(2010年)
ⓒ田中清代
 

 

 
三浦太郎.jpg三浦太郎「ちいさなおうさま」(2010年)
ⓒ三浦太郎
 
 

 

降矢なな.jpg降矢なな「いそっぷのおはなし」(2009年)
ⓒ降矢なな

  

森洋子.jpg

森洋子「まよなかのゆきだるま」(2009年)
ⓒ森洋子

 

さらに特別展示として第3部では
2013年に外交樹立20周年を記念して
地元スロヴァキア共和国のイラストレーションの
現在を若手からベテランまで幅広く紹介されています。
スロヴァキアでは絵本芸術が手厚く保護されていて
国家事業として子どもの文化を守っているそうです。
作品は全体的に重厚で細密で丁寧な印象があり、
どれも非常に見ごたえのある出来栄えです。
それでも若手はデジタルを使用したり
アメリカナイズされた軽やかな作風を好んだりと
バリエーションが豊かになってきているのも見て取れて
面白い展示になっています。

 

ダーヴィッド・ウルシーニ.jpg

ダーヴィト・ウルスィーニ/スロヴァキア
「千夜一夜物語5」(2010年)
ⓒDávid Ursíny
やわらかな水彩による描写に質感の変化を与えるため
和紙のような紙を染めたものや押し葉など、部分的に
コラージュが施されています。

 


第4部は日本のしかけ絵本の展示です。
主に明治時代から現代にいたるまで
さまざまな仕掛けを凝らした絵本が
「かわる」「とびだす」「うごく」の
3つのキーワードで構成されています。
その中からいくつかをご紹介しましょう。

 

CIMG2535.JPG

「早替 胸機関(はやがわり むねのからくり)」
1809(文化6)年
歌川豊国/画 式亭三馬/作
兵庫県立歴史博物館蔵
人の胸の内が滑稽に描き出されている。
扉をめくると下の絵が現れる仕掛け。
明治期にさかんに取り入れられたそうです。
 

 

 

CIMG2540.JPG

「幼年フレンド 第2巻第7号」
1917(大正6)年
東京フレンド社/刊
札幌市中央図書館蔵
素材の違うやわらかい色紙が
日よけの部分に使われています。

 

 

CIMG2543.JPG  「なないろえほん」
2002(平成14)年
きのとりこ/作 きのとりこ/刊
うらわ美術館蔵
さまざまなパターンや絵のかたちが、黒と白、
さらに7色の紙に型抜きされ、
バインダー用の2つの穴がそれぞれ上下左右の端に
開けられています。
これを使ってページの順番や天地を入れ替え、
自由に物語をつくって楽しむことができます。
2003年ボローニャ国際絵本原画展入選作。

   

CIMG2546.JPG

「なないろえほん」の表紙です。 

 

 

CIMG2544.JPG

「折ってひらいて」
2003(平成15)年
駒形克己/作 ONE STROKE/刊
うらわ美術館蔵
フランス国立近代美術館(ポンピドゥーセンター)と
共同制作した作品。
各ページには切り込み穴、折り目が付けられ、
折ったり開いたりすることで、その形や空間を
変えながら楽しむことができます。

 

 

また、うらわ美術館では会期中、
創作コーナー「ひらいて ドキドキ つくって ワクワク」
を行っています。(自由参加、無料)
絵を描いても、立体作品を作ってかまわない、
とてもクリエイティブな楽しい部屋です。
作った作品は部屋に展示することもできます。
 

 CIMG2558.JPG

 今回の特別展示「日本のしかけ絵本」にちなんで
色紙を使ったこんなアートワークもできます!
すてきなオリジナルアートの出来上がり!

 

 

うらわ美術館BIB2012 045.jpg

 ちびっこもママもみんな夢中!
ものづくりって楽しいよね♪

  


うらわ美術館でのブラティスラヴァ世界絵本原画は9月2日(日)まで。
夏休み後半、素晴らしい原画や絵本の数々にふれて
ついでにアート作品づくりに挑戦してみてはいかがでしょう!
 (ミヤタ)

 

★国内巡回展 今後の開催予定は次のとおりです。

千葉市美術館  2012年9月8日(土)~10月21日(日)
高浜市やきものの里かわら美術館  2012年11月3日(土)~12月24日(月)
足利市立美術館  2013年5月18日(土)~6月30日(日)


2012.8.16更新


板橋区立成増アートギャラリーにて

「第20回 ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展」

はじまります!

 

 

絵本の夏はまだまだ終わらない!?
とても楽しそうな絵本展を教えていただいたのでご紹介します。

●第20回 ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展
会期 2012年8月18日(土)~8月26日(日)
開館時間 午前9時~午後7時(18日(土)のみ式典終了後の午前11時より開場)
休館日 20日(月)
入場無料
場所 成増アートギャラリー(板橋区成増3-13-1、成増図書館向かい)
アクセス 東武東上線「成増」駅(北口)下車徒歩3分
東京メトロ有楽町線・副都心線「地下鉄成増」駅(5番出口)下車徒歩5分

●いたばしボローニャ子ども絵本館
〒173-0001東京都板橋区本町24番1号
電話番号:03-3579-2665
メールアドレス:ehon@city.itabashi.tokyo.jp
公式ホームページはこちら 

 

web_ehonten.jpg

昨年の展示風景です。


「第20回 ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展」では、
北イタリアのボローニャ市で毎年行われる「ボローニャ児童図書展」の事務局より
板橋区へ寄贈された32か国約350冊の絵本の中から、
特におすすめの絵本を展示します。

さらに、板橋区制80周年を記念して「時代をつなぐ絵本 区制80周年記念展示」を
行います。
約80年前に出版され今も読みつがれている絵本や、
生誕80年を迎える絵本作家の作品を展示し、
時代を越え、世代を越えてなお色あせることのない絵本の魅力をお届けします。

また、(株)アート絵本の協力を得て
「Dear JAPAN~世界の絵本画家からの希望のメッセージ~」と称しまして、
2011年3月11日に東日本大震災に遭った日本のために
世界中の絵本画家から贈られたイラストと、その絵本画家の絵本を展示します。
こちらは「絵本のなかのイタリア展」で展示されていたものと同じになります。

web_Janik_Coat.jpg

 Janik Coatさんのイラストです。 

web_Sonja_Danowski.jpg

Sonja Danowskiさんのイラストです。

詳しい展示内容はこちらの公式ホームページをご確認下さい。

ボローニャというと、板橋区立美術館で行われている
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展を思い浮かべる方も多いかと思いますが、
「ボローニャ・ブックフェアinいたばし」では原画の展示はなく
絵本のみの展示とのことです。

海外からやってきた新しい絵本をじっくり読むことのできる、貴重な機会です。
海外絵本ファンの方はお見逃しなく!


個人的に気になるのは「時代をつなぐ絵本 区制80周年記念展示」です。
なんでも、1930年代はアメリカの絵本文化の黄金時代とのことで、
今でも書店で買い求めることの出来る良作絵本を集めて展示しているそうです。
絵本を年代ごとに集めて読む機会というのは、実は意外と少ないと思います。
何かおもしろいことが発見出来そうです!(サイトウ)

 

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