池谷剛一さんによる
面白いLIVEと作品展示
「月光 ~草食動物の思考~」
皆さま、こんにちは!
今年6月8日付の当ブログ
「猫好きなあなたへ贈る ミステリアスで優雅で可愛らしい
猫の絵本 5選」を寄稿された
”社外研究員第3号”の飯田陽子さんが
面白い絵本作家さんをご紹介くださいました。
池谷剛一(いけや・よしかず)さんです。
池谷さんから、今週金曜日8月24日の夜に
絵本にちなんだライブイベントのご案内をいただきましたので
まずはそのご案内から。
「月光 ~草食動物の思考~」
★作品展示/2012年8月24日(金)~9月1日(土)
★LIVE&エキシビションのオープニングパーティー
日時/2012年8月24日(金)
開場/19:00、開演/20:00
出演/池谷剛一(LIVEペイント&展示)、
ブラウンライス(演奏)、モリパン(天然酵母パン)
チャージ/前売:3,500円 (当日 3,800円)
1 ドリンクつき 1プレート
会場/代官山 Cafe & Bar「山羊に、聞く?」
住所/東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B1F
東急東横線 代官山駅 徒歩1分
ご予約・お問い合わせ/「山羊に、聞く?」
電話/03-6809-0584(15:00~23:00)
mail/ info@yagiii.com
web/ http://yagiii.com/?page_id=1235
24(金)のオープニングパーティーでは
絵本『そして僕は天使になった』のLIVE朗読や
LIVEペイント、絵本に登場する犬の立体展示やBAR、
シェフによる絵本に登場するメニューの再現など
夏の終わりに五感で感じるアートパフォーマンスを
楽しめるそうです!
池谷剛一(いけや・よしかず)さん
1969年東京生まれ、
1991年多摩美術大学美術学部絵画科卒業。
以後、創作活動に入る。
著作に『そして僕は天使になった』(光琳社出版)、
『椅子』『そして僕は天使になった』
『そして僕も天使になった』『ぼくのやま ママのやま』
『世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら』
(いずれもパロル舎)がある。
連絡先/ikeya.yoshikazu@facebook.com
池谷さんの持ち味は、ご自分の作品を
見る人にとことん楽しんでもらえるように
さまざまなパフォーマンスを提供されることだと思います。
つまり、まるごとひっくるめて「池谷剛一の作品」
なのではないでしょうか。
今回のLIVE&エキシビションのオープニングパーティーでも
絵本『そして僕は天使になった』のBarが再現され、
犬が呑んでいた『犬の天使』カクテルや
絵本『てがみがもしもとどくなら』に出てきたスープが
期間限定で登場するそうです!
そういった意味でも、池谷さんは
「Picture Book Performer」とでも呼ぶべき
新しい”絵本職人”なのだと思いました。
LIVEペイントする池谷さん。
絵本『てがみがもしもとどくなら』にはふくろうが出てきます。
その読み聞かせイベントでは、ほんもののふくろうが登場!
ここからは、池谷さんの絵本作品をご紹介していきましょう。
まずは最初の作品から。
『そして僕は天使になった』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
愛犬が亡くなった翌日、
真っ白な雪におおわれた景色に
インスパイアされて着手した絵本だそうです。
池谷さんの作品にたびたび登場する「電線」。
この電線、なんだかあやしげな感じがしませんか?
実はあとあと重要な意味を持っているのです!
天使になった犬が立ち寄ったBarのシーン。
このBarと犬が呑んでいるカクテルが
オープニングパーティーで再現され
参加した人も堪能できるそうです!
2冊目はこちらの絵本です。
『椅子』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
主人公の椅子の悲哀と喜びを
大人っぽいタッチで描いています。
はやりのレストランには
いつもお客がいっぱい。
なのに僕に座ってくれる人はいない・・・。
ついに路地裏に捨てられた僕。
心模様のような冷たく悲しい雨が降ってきた。
よく見ると、ほらここにも電線。
3冊目は、最初の本の続編になります。
『そして僕も天使になった』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
『そして僕は天使になった』の続編。
お約束の電線。
犬がいたのと同じBarにたどり着く。
そこで出会う素敵な出来事!
4冊目はこちらの絵本です。
クリスマスギフトに最適ですね。
『世界にひとつしか
クリスマスツリーがなかったら』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
あなたは何を飾りたいですか?
けんかも戦争もなくして・・・・・・。
たったひとつのツリーに聖なる夜の願いごと。
世界中から人々が持ち寄ったものとは?
そして最後はこちら。
『てがみが もしも とどくなら』
池谷剛一/文・画
パロル舎/刊
天国にいる人へ手紙を届けてくれるという
不思議なポストのファンタジー。
手紙に託した思いとは?
あっ! やっぱり電線です!
この絵本では、スープが重要な
意味を持っています。
そしてこのスープも、オープニングパーティーで
いただけるそうです!
なんと池谷さんは、ご自分の作品を
つなぎあわせてひとつの世界におさめた
MAPも作っちゃいました!
クリスマスツリーのもみの木もちゃんと生えてます。
電線の秘密、こういうことだったんですね!
このMAPも、イベント会場に展示されるそうです。
絵本アプリにもなっています。
なんともいえない不思議な世界を
さらに際立たせる音楽がすてきです!
取材当日、持参してくださった
池谷さんのアイデアノート。
池谷さんの絵本の世界観は
これらのエスキースから生まれるんですね!
今回、惜しみなく秘密を覗かせてくださった池谷さん、
本当にありがとうございました!
今週金曜の夜、お時間のある方は
ぜひ代官山まで不思議な体験をしにいらっしゃいませんか?
ちょうど今週は代官山は街全体でアートフェス開催中。
いつも以上にアート色濃い街並になっているはずですよ! (ミヤタ)