2012.11.22更新
絵本研究!
個性豊かな絵本の見返し
選り抜き3冊をご紹介
皆様、こんにちは!
長らく間の空いてしまった絵本研究シリーズですが、
今回は絵本を開いて一番最初に目にする「見返し」に注目したいと思います!
ちなみに…絵本研究は1回,2回,3回と続きまして、これで4回目になります。
こちらの記事でもお伝えしましたが、「見返し」とは、本の表紙と中身を
つなぎあわせる紙のことです。
見返しが無いと表紙と中身がばらばらになってしまいます。
絵本の見返しを見ていくと、 実はとっても可愛くてユニークなのです。
というわけで、3冊の絵本をご紹介したいと思います。
『こねこのぴっち』
ハンス・フィッシャー 文/絵 石井桃子 訳
岩波書店
『こねこのぴっち』見返し
ぴっちが毛糸玉であそんでいる様子の、可愛らしい見返しです。
こんな柄のハンカチがあったらステキだろうな、なんて思ってみたり。
『ちいさいおうち』
バージニア・リー・バートン 文/絵 石井桃子 訳
岩波書店
『ちいさいおうち』見返し
こちらの見返しは、絵本の内容を思い起こさせてくれます。
だんだん変化していくことが分かって、これだけ見ていても楽しいですね!
『はじめてのキャンプ』
林明子 作
福音館書店
『はじめてのキャンプ』見返し
主人公のなおちゃんが、ユーモラスな棒人間で描かれています。
白い煙がなぜなおちゃんを追いかけてしまうのか、その答えは絵本の中に!
皆様も、お手持ちの絵本をご覧になって
面白い見返しを発見する楽しさを味わってくださいね!
そして発見したのなら、ぜひぜひご一報下さい!