2012.12.03更新

ティール・グリーン in シード・ヴィレッジの

『アンナの赤いオーバー』絵本原画展

12月27日(木)まで開催中!

 

12月と言えばクリスマス!
絵本屋ティール・グリーン in シード・ヴィレッジでも、
クリスマスをテーマにした絵本『アンナの赤いオーバー』絵本原画展が
11月28日(水)より始まりました!

annachristmas.jpg

『アンナの赤いオーバー』
ハリエット・ジィーフェルト 文 アニタ・ローベル 絵 松川真弓 訳 評論社
 

IMG_4609_w.jpg

店内風景です。
 丁寧に描かれたイラストをじっくり一枚一枚見て頂きたいところ。

個人的注目ポイントは「色」です!
印刷機の性能次第で、原画の色が絵本になったときに
色がどのように出るかが変わってきます。
個人的には……原画の方がグレイッシュトーンで、暗く重々しい雰囲気でした。
『アンナの赤いオーバー』は、戦争直後のお話なので
意図して暗い色使いにしているのだと思います。

だからこそ、オーバーの赤色が色鮮やかに映えて、とってもきれいなんですよ〜!
 

IMG_4611_w.jpg

物語はもちろんハッピーエンド!
古き良きクリスマスですね……。じーんと胸に響きます。 

今回、絵本の最後ページの原画が、他の美術館に行ってしまっているということで
ハンドメイドフェルトの企画・制作を行っている
ライスアンドバゲットを主催されている花澤実子さんが
羊毛フェルトで再現してくださっています。
 
 

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もこもこの羊に囲まれたアンナ!
温かそうでうらやましい〜。 
 

IMG_4614_w.jpg

物語の途中の、アンナのオーバーが
ウィンドウに飾られているシーンの再現も展示されています。

『アンナの赤いオーバー』が出版されたのは1990年のことなので、
そのことも念頭に置きつつ、原画と絵本を見比べるととても面白いです。
原画の色を再現するのって、本当に難しいことなんですよね。
そんなわけで、ぜひぜひ見てほしい原画展です。
 

IMG_4622_w.jpg

閉店間際にお邪魔したところ、玄関先に素敵なツリーがありました。
飾られているボールの玉は羊毛で出来ている手作りのもの。
ほわほわしていて、漏れる明かりがすごく素敵でした。

 

クリスマスプレゼント用の絵本を選ぶにも持ってこいの、
素敵な絵本屋さんです。
貴重な原画をたくさんの絵本ファンの皆さまに味わって頂きたいです!

 

『アンナの赤いオーバー』絵本原画展
展示期間:11月28日(水)〜12月27日(木)
営業時間:火〜土曜日 11時ー18時 (日・月曜定休日)
展示場所:ティール・グリーン in シードヴィレッジ
東京都大田区千鳥2-30-1
tel:03-5482-7871 fax:03-5482-7872
mail:teal-green@kmf.biglobe.ne.jp
blog:http://tealgreen.exblog.jp/ 

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