2013.1.31
絵本のチカラ会議で
絵本について語りました!
『いるの いないの』
第5回MOE絵本屋さん大賞2012で第3位を受賞されて、
今、人気の怪談絵本『いるの いないの』を
絵本のチカラプロジェクトメンバーの4人が読んでみました!
『いるの いないの』
京極夏彦 作 町田 尚子 絵 東雅夫 編 岩崎書店
【内容】
おばあさんの住む、とても古い家でしばらく暮らすことになったぼく。
家の上の方はとても暗く、その暗がりに誰かがいるような気がしてならない。
ある日、ぼくが上を見てみると…。
ベストセラー作家・京極夏彦と町田尚子が「こわい」をひきずり出していく。
ミンナデ ヨミマス イルノ イナイノ
N:この本、怖い……。
K:最後のインパクトがすごい……!
T:怖いけど、あれは何だったんだってついつい読み返したくなる。
S:確かに!おばあさんの言ったこととか、猫の動きとか気になってくる。
K:おばあさんの家の横が神社っていうのも、怖さをふくらませる。
T:なんだか、ミステリーみたいだよね。
N:あのさ、私、思ったんだけど……。
(ここでNがある推理を!!みんなその話で大盛り上がり。
どんな内容かは……想像してみてください♪)
『いるの いないの』より p26-27
N:この本って、すごくテーマが絞られているよね。
屋根の下の暗い部分に何かがいるのか、いないのか…その1点だけを書いている。
それに、物語自体も説明くさくない分、
色んな解釈もできるから、答えあわせをしたくなるのかもね。
京極さんに、 どういう意図で物語を書いたのか聞いてみたい!!
ナンカイモ メクッテシマウ イルノ イナイノ
大人も身の毛がよだつような絵本は、怖いと感じながらも、
絵の中にヒントが隠れているのではと、ページをめくってしまいます。
こうなんじゃないか、ああなんじゃないかと話が大盛り上がり。
怖いからこそ突き止めたいという思いが強いのかもしれません……!
大人4人でこんなに面白がる絵本だからこそ、
実際に子どもたちが読んだときの反応はどうなのか、
すっごく知りたいです!
もしみなさんの中でこの本を読んだ方は、お気軽にご感想を教えてくださいね♪