2013.2.22

絵本紹介!

『どこいったん』

  

本日ご紹介するのは、
第5回 MOE 絵本屋さん大賞2012で第2位を受賞されました、こちらの絵本です! 

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『どこいったん』
 ジョン・クラッセン 作 長谷川義史 訳 クレヨンハウス


★内容
くまさんは大事な帽子を無くしてしまいました。
動物の仲間たちに「ぼくのぼうし どこいったん?」と聞いて回りますが
なかなか見つからず……。 


ほんわりとしたイラストの可愛らしさと、
大阪弁の語り口のやわらかさに、うっかり騙されそうになりますが、

いやいやいや……。 

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個人的に大好きなシーンがこちら。
 くまさんとかめさんの、かみ合っているようないないような、
のんびりとした会話が聞こえてくる気がします♪


さて、帽子は見つかったのかどうかは
ぜひご一読いただきまして、その結末を見て頂きたいな、と……。
言葉で説明してしまうなんて、もったいないことはできません!
衝撃のラストが待っています……!


人が大事にしているものを、勝手に持っていってはいけませんよね★


また、月刊モエ 2月号(白泉社)にはジョン・クラッセンさんと長谷川義史さんの
インタビューも掲載されています。 
合わせて読むと、さらに衝撃かも……! 

2013.2.15

絵本紹介!

『うさぎさんの あたらしい いえ』

  

本日は、福音館書店より発行されている
月刊「こどものとも年中向き」3月号の絵本をご紹介! 

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『うさぎさんの あたらしい いえ』
小出淡 作 早川純子 絵 福音館書店

★内容
うさぎさん一家は、日のさす丘の上に新しいお家を建てることに。
父さんうさぎは「うさぎが家を建てるときには、
最初に地下室を作って、たき火をして火かき棒を熱く焼いておくことだ」
と言います。
その訳は……。

「うさぎさん一家」と、うさぎを食べたくて仕方ない「なんじゃろぎつね」 の
どきどきするような、それでちょっと吹き出してしまうようなやり取りが好きです♪
 

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『うさぎさんの あたらしい いえ』 p14-15

家の周りに埋めた、いばらの垣根をまたいで
 うさぎさん一家を狙う、なんじゃろぎつね。
 急いで隠れるうさぎさんたちの表情の違いに注目!

イラストは全て版画で描かれています。
元々は全て墨一色で描かれているのですが
印刷する際に「ここは緑にしてください」というように
色指定をすると、指定通りの色に刷って下さるそうです。

版画ならではの暖かみのある線がとってもステキな絵本です。

早川純子さんの公式ホームページはこちら!
http://www.umiusi.net/antler/ 

2013.1.31

絵本のチカラ会議で

絵本について語りました!

『いるの いないの』


第5回MOE絵本屋さん大賞2012で第3位を受賞されて、
今、人気の怪談絵本『いるの いないの』を
絵本のチカラプロジェクトメンバーの4人が読んでみました!

 

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『いるの いないの』
京極夏彦 作 町田 尚子 絵 東雅夫 編 岩崎書店

【内容】

おばあさんの住む、とても古い家でしばらく暮らすことになったぼく。
家の上の方はとても暗く、その暗がりに誰かがいるような気がしてならない。
ある日、ぼくが上を見てみると…。
ベストセラー作家・京極夏彦と町田尚子が「こわい」をひきずり出していく。
 

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ミンナデ ヨミマス イルノ イナイノ

N:この本、怖い……。
K:最後のインパクトがすごい……!
T:怖いけど、あれは何だったんだってついつい読み返したくなる。
S:確かに!おばあさんの言ったこととか、猫の動きとか気になってくる。
K:おばあさんの家の横が神社っていうのも、怖さをふくらませる。
T:なんだか、ミステリーみたいだよね。
N:あのさ、私、思ったんだけど……。
 

(ここでNがある推理を!!みんなその話で大盛り上がり。
どんな内容かは……想像してみてください♪)

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『いるの いないの』より p26-27

N:この本って、すごくテーマが絞られているよね。
屋根の下の暗い部分に何かがいるのか、いないのか…その1点だけを書いている。
それに、物語自体も説明くさくない分、
色んな解釈もできるから、答えあわせをしたくなるのかもね。
京極さんに、 どういう意図で物語を書いたのか聞いてみたい!!

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ナンカイモ メクッテシマウ イルノ イナイノ

大人も身の毛がよだつような絵本は、怖いと感じながらも、
絵の中にヒントが隠れているのではと、ページをめくってしまいます。
こうなんじゃないか、ああなんじゃないかと話が大盛り上がり。
怖いからこそ突き止めたいという思いが強いのかもしれません……!

大人4人でこんなに面白がる絵本だからこそ、
実際に子どもたちが読んだときの反応はどうなのか、
すっごく知りたいです!

もしみなさんの中でこの本を読んだ方は、お気軽にご感想を教えてくださいね♪

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