なんと60歳でプロテストに合格し、
シニアトーナメントで優勝するなど大活躍。
現在72歳でアマチュアゴルファーへ
熱いレッスンを行っている古市忠夫プロの教えを学ぶ。
[第1回]
●バックスイングではフェースがボールを見ているように上げていく
ヘッドが右腰の高さぐらいまで上がるまで、
フェースがボールを見ているようにして上げる。
一般のアマチュアの方は、手がローリングして、
フェイスが空を向いて開いてしまうバックスイングになってしまう。
これではちゃんと当たらない。
フェイスがボールを見るようにバックスイングするとは、
左手の甲、右手の平がボールを見ているように上げるわけです。
するとボールは真っ直ぐに飛びます。
●ヘッドの重みを利用して手でクラブを振る
クラブを振るのもヘッドの重みを利用するだけ。
ヘッドの自身の重みで落ちてくるヘッドを
少し手を振ることで手助けしてやる。力もいりません。
これが手でクラブを振るというスイングなんです。
アマチュアの皆さんは手でボールを打とうとする。
だからバックスイングで力が入り、ローリングがおこる。
手を振るのと手で打つのでは根本的に違うスイングなんです。
●フォローでもフェースがボールを見ているようにクラブを振っていく
フォローでもフェースがボールを見ているようにクラブを振ると、
その正確さをさらにアップさせることができます。
それは結果的に手で振っていることになって
ボールは真っ直ぐに飛んでいきます。
●スライスはテンフィンガーで握ればすぐに直る
ストロングで握ると、バックスイングで手首がローリングしにくく、
フォローでもフェースがボールを見ているようにして
クラブを振っていきやすくなるのです。
グリップでのポピュラーな握りでは
オーバーラッピングでのグリップを薦めていますが、
指の短い人は、インターロッキングのほうがいいでしょう。
とくに女性の方にしっかり握れるインターロッキングを薦めています。
スライスする人はテンフィンガーで握るとフォローで
左脇がよく締まるようになりスライスが直ぐに直ります。
スライスが直ってきたら元に戻すようにしましょう。
●スイングは左手が主体。
バックスイングからフィニッシュまで左手を意識する
右利きの人は右手を知らず知らずに使うものです。
ところが左手は意識しないと使えません。
バックスイングからフィニッシュまでずっと左手がリードすることで、
スイング中の左右の力のバランスがとれるのです。
左手の小指、薬指、中指、この3本でちょっと持つ感じ。
力加減は2か3くらい。あとの指は0に近い触れるくらいの感じなんです。
右手の力加減は1くらいです。
グリップの力を抜くと、手がブラブラ、ユ〜ラユ〜ラで
ヘッドもスピーディに動きます。
腕、体の力が抜け、手を早く振ることが出来るのです。