Q.5体内のビタミンやミネラルが足りないとどうなる?
A.疲れやすくなり、貧血や肌荒れなどが起こります
ビタミン・ミネラルが不足すると様々な症状が起こります。
ビタミンB群では慢性疲労や貧血、肌荒れ、口内炎、イライラなど。
ビタミンCでは歯茎の出血、かぜをひきやすい、しみ、そばかすなど。
ビタミンEは貧血、動脈硬化、冷え症、肩こりなど。
カルシウム不足は歯がもろくなる、骨粗鬆症、不眠症など。
マグネシウムでは心筋梗塞、動脈硬化、震えや筋肉のけいれんなど。
亜鉛は味覚障害、発育不良、性機能低下など。鉄は貧血、食欲不振など、
いろいろな障害が出てきます。
ビタミン・ミネラルは体内でつくることができない栄養素ですから、
不足しないように食べ物から摂ることが必要です。
特に女性は鉄とカルシウムが不足しがちなので注意しましょう。
また、高齢になるほど骨が弱くなるので
カルシウムを積極的に摂りましょう。
Q.6ビタミンB群は疲労回復に有効?
A.エネルギーを生み出し、疲れを予防・改善
ビタミンB群はエネルギー代謝を行うビタミンで、
疲労回復に素早い効果を発揮します。
ビタミンB群は、お互いに助け合って働くので、
同時に何種類かを摂ったほうが疲労回復には効果的です。
ビタミンB群のそれぞれの疲労回復効果は次の通り。
●ビタミンB1……糖質を分解する酵素を助け、エネルギーをつくり出す。
疲労物質を分解する。集中力などの神経を正常に保つ。
●ビタミンB2……糖質、タンパク質、脂質の代謝を促進する。
特に脂質がエネルギーに換わる際、より多くの量を必要とする。
●ビタミンB6……タンパク質・アミノ酸の代謝をスムーズにする。
体のだるさを軽減する。タンパク質を多く摂る人は、
このビタミンB6をたくさん摂る必要がある。
●ビタミンB12……正常な細胞分裂に必要。
赤血球の生成を助け貧血を予防。
末梢神経の傷を修復し、腰痛や肩こりなどを改善する。
●ニコチン酸アミド……エネルギー代謝を整える。
●ビオチン……糖質からエネルギーを取り出す代謝を助ける。
老廃物を分解して筋肉痛を和らげる。
●パントテン酸……糖質やタンパク質の代謝を助ける。