eof; } ?> eof; } ?> プロからプロへ、レッスンリレー 第7回 村田俊宏 ②:GALAPA

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2013年12月 9日 10:19

『プロからプロへ、レッスンリレー』とは?

優れたゴルフ指導者のもとを訪れ、教えを乞い、そして次の先生を紹介していただきながら数珠つなぎに続けていく企画。テーマは“メンタル”と“日頃の行い”です。

 

7回は橋本潜プロ推薦の村田俊宏プロをお迎えし、【TBS緑山ゴルフスタジオ】からお送りしています。なーんていうとすごい機材とかを持ち込んでいそうですが、いつものように取材班1名、身1つです(笑)

56歳の村田先生は、幾度となくシニアツアー最終予選を通過。現在までプロプレイヤーとして活躍しつづけるまさに緑山の星。

ラウンド前後の行いを時間軸に沿ってアドバイスいただくことで、特に今回は、シニア世代のゴルフライフや健康の秘けつを探っております。

それでは、午前のラウンドに出発しましょう!

 

 

 

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村田俊宏 Toshihiro Murata

1957年、福井県に生まれる。自衛隊を経て、22歳でゴルフ場に就職。当初はフロントマンとして働いていたが、のちに練習場の配属となり、27歳から本格的に指導者の道を進む。現在、拠点にしている【TBS緑山ゴルフスタジオ】でのレッスンは23年目。

また50歳を迎えた2008年、シニアツアーの最終予選を10位で通過。ほぼすべてのシニアの試合の出場権を得る。それから6年、順位を上げたり下げたりしながら、本年も38位で通過している。

 

 

●午前ラウンド

――朝一番のティショットのとき、緊張しない方法を教えてください。

安全なところに気楽に打つようにしましょう。朝は体も硬いし、そんなに上手くいかない……そう思っているくらいのほうが、良い結果につながる。ちゃんとボールを見て、いつもよりゆっくり打っても構いません。

 

――バンカーや池が見えると、必ず入れてしまいます。なぜですか?

きみがデータを採ったわけじゃないでしょ? “必ず入れてしまう”というイメージを持っているだけだよ。

とりあえず、汚いボールに替えようか。“入ったら嫌だ”と思っていると普段どおりの動きが出来ないことがあるから、“入ってもいいや”と思うようなボールに替えて打ってみて。

 

――具体的なアドバイスありがとうございます。今度、試してみます。

なんだか、きみのゴルフ上達のために答えているみたいだな(笑)。そう。コースに行くときは、もう捨てようかなって思うようなボールを2、3個持っていくの。

 

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――失敗のあとの一打が絶対に成功する方法を教えてください。

悔しいと思うこと。いつもは出来ていたことなら、じぶんの注意事項が守れてなかったってことだよね、それは悔しがらないと! 悔しいという気持ちがあれば、次は注意事項を守ります。「出来たはずなのに出来なかった」と悔しがることをしないまま、「また失敗するんじゃないか……」という気持ちで打つと、また失敗しますよ。

ゴルフって面白いものでね、フェアウェイど真ん中とかに上手く飛んだひとは、次、緊張して変なところに打つ。反対に、曲がっちゃったひととかは悔しいから、次、挽回するの。そういう風に出来ているスポーツなのに、悔しいと思わずにもう一度失敗するなんてもったいないよね。

 

――上手な人や偉い人とまわると、ルーティンを守っている場合じゃなくなり、打ち急いでしまうのですが。

でも失敗すると、もっと迷惑をかけるでしょ? ……ほんとは、上級者は初心者になんの期待もしてないからちっとも“迷惑”ではないんだけど、初心者は申し訳なく思っちゃうんだよね。だったら、失敗しないためにも、日頃の注意事項を守って1打1打を大事に打ちましょう。それでいつか自分が上手くなったとき、初心者のひとに優しくしてあげればいいんです。

上手なひとや偉いひとから良いところを盗もう、と考えるのも手ですよ。ずうずうしいくらいの余裕を持ってください。

 

――プレッシャーのかかるホールで心がけることを教えてください。

プレッシャーのかかるホールってどんなの?

 

――前のホールでスコア並んだとか、最終ホールとか。

あるね(笑)。ぼくは最終ホールでよくバーディーを取るの。自分の“成功するイメージ”を持つことは大切です。たとえば格好良く、最終ホールでバーディーを取るイメージを持っていれば、それを実現することで、競っている相手にも勝てるわけだからさ。

 

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――ラウンド中の素振りの効果的な行いかたを教えてください。

ラウンド中にスイングが悪くなっていくひとがいますが、簡略的な素振りをしていて、利き腕中心のスイングになっている場合が多い。ジャック・ニコラウスの教本にもあるけど、良いスイングというのは繰り返せるわけ。だからぼくは生徒さんに、ラウンド中でも連続素振りをすることを勧めています。

ぼく自身も打つ前は、何回振ってもおなじ位置の芝生がこすれるような、正確な連続素振りを行います。

ゴルフは全盲の人が80台でまわったりするけど、それも、ゴルフが“軸に対して毎回おなじ円を作る”というスポーツだからなんだよね。

 

――アプローチやパットで行ったり来たり……どうすれば適度な距離が打てますか?

行ったり来たりするのは、トップしているからです。まず素振りをして、芝の擦れる場所を確かめましょう。次にそれを、そのままボールへ移動する。このへんにクラブが落ちる、という感覚を。

もう1点注意してほしいのが、打ったあとすぐに顔を上げないことです。ボールがあると、つい飛んでいく球を目で追ってしまいますが、そうなってしまうと、さっきの素振りと違うスイングをしていることになるから、意味がないよね?

 

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◎本日はここまで。次回は、勝敗が決する午後ラウンドへ! 村田プロ編、最終回です。

 

 

《取材協力》

TBS緑山ゴルフスタジオ

受付電話(045)961-0606

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村田プロのレッスンは水~金、日曜日。詳細は上記の受付電話までお願いします。

 

 

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