みなさまこんにちは。スタートから1年弱、登場する先生たちに毎回おなじ質問をぶつけ続け、「答えづらい」言われることもしばしばの『プロからプロへ、レッスンリレー』のお時間です。
ところが!
本日の講師である【麻布十番ストレッチ&ゴルフスタジオ】常住充隆ヘッドコーチは、なにを聞いても即答。シンキングタイム、ゼロ!! 今日はそんな常住先生の明るいキャラクターを楽しんでください♪ 深刻になりがちなメンタルに関する質問も軽いノリでご回答いただき、ある意味、めちゃくちゃ頼もしい先生だと思いました(笑)
常住充隆 Mitsutaka Tsunesumi
1972 年10月13日生まれ。千葉県出身。プロゴルファーとして活躍すると同時に、整体師、スポーツトレーナーとしての顔も持つ。【麻布十番ストレッチ&ゴルフ スタジオ】で個人レッスンを行うほか、【エーススポーツプラザ市川】【ユーカリゴルフプラザ(千葉県佐倉市)】ではスクールも主宰。DVD『ゴルファー DNA別 本当に飛ばせるクラブ選び』『常住充隆 アーリーリリース撲滅プログラム』発売中。183センチ、80キロ。
■いよいよ午前ラウンドがスタート
――朝一番のティーショットのとき、緊張しない方法を教えてください。
笑いながら打つ!
――えっ? 周囲の人と談笑している、その流れで打つということですか?
いや。「わははは!」って大笑いしながら打つんです。ちょっとバカっぽいけど。(というより、ちょっとアブないです先生……)――でも、大笑いしていると緊張のしようがないからいいんだよ。試してみてください。
プレショットルーティンをゆっくり行うこともおすすめです。
頼んでないのにやってくれました。緊張したときは、この姿を思い出して笑えという先生の優しさかも。
――バンカーや池が見えると、わざとのように入れてしまいます。なぜですか?
バ ンカーを越そうとか、池を越そうとか思うと、どうしてもヘッドアップ(※打ち終わる前に頭を上げてしまうこと)してしまうんですよ。つまりボールを“上げ よう”、クラブを“上げよう”って意識することで、頭が早く上がり、トップ(※ボールの上を叩くこと)してしまう。で、バンカーや池に入る。人間の心理の 常ですね。
――失敗のあとの一打が絶対に成功する方法を教えてください。
ティー ショットの打ち直しでいえば、2打目のほうが、力みが抜けていいはずだけどね。ただ絶対に打ちたくない方向を回避するためには、まずアドレスを見直すこ と。それからアイアンだったらクラブの番手を1つ上げ、ドライバーだったらクラブを短く持って、6~7割のイメージで打つこと。スリークォーターって言わ れているスイングですね。プロがよく行う手です。
さすが超かっこいい! 飛距離に優れ、それがプロになるきっかけでもあったそうです。
――上手な人、偉い人とまわると打ち急いでしまいます……。
ボールのところまでは急いでいきましょう。そしてここで急いだぶん、打つ前に必ず後ろからボールを1回見て、ゆっくり、丁寧にルーティンを行いましょう。これによって改善されます。
――プレッシャーのかかるホールなど、ピンチのときに心がけることを教えてください。
フィ ニッシュまでしっかり振り切ることです。プレッシャーのかかるといえば狭いホールなどですが、曲がりたくないと思うと、インパクトで当てにいっちゃうんで すよ。コントロールしようとします。そうじゃなくて、しっかり振り切り、そこで3秒止めることを意識してみましょう。
ここで3秒止める、ですね。
――ラウンド中の素振りの効果的な行いかたを教えてください。
左で素振りしてください。イチロー選手になった気分で、左で2回振ってから右で1回(笑)。ゴルフは右から左への一方通行なので、左に向かって振る可動域は広くなるのですが、右は狭くなっています。左の素振りを行うと、そのバランスがよくなるのでおすすめします。
――アプローチでいったりきたり……どうすれば適度な距離が打てますか?
アプローチの苦手な人は、グリーンの周りでは足を閉じてください。そして右足を少し後ろに引く「クローズスタンス」を取るんです。体重移動をしなくなるので、失敗が少なくなりますよ。
――パットでいったりきたり……以下同文。
アプローチと一緒で、パターが苦手な人も総じてスタンスの幅が広い。両足を閉じて、下半身をまったく動かさないように意識して打ってみましょう。
【麻布十番ストレッチ&ゴルフ】の心地よいラウンジ。反対側にはテレビ、コーヒーマシーン、そしてなぜか酒ビン……。
■前半戦終了。お昼休みになりました
――先生がお昼休みに必ずやることはありますか?
特にない。
――ストレッチって言ってください!
そのように書いといて(笑)。でも出発前には必ずやるよ、もちろんです。
――午前中のスコアがぼろぼろの場合、どのように気持ちを切り替えたらよいですか?
ラ ウンドは、3ホールごとにわけて気持ちを切り替えるといいと思います。野球では3回ごとに区切って序盤・中盤・終盤といいますが、それに習って序盤・中 盤・終盤と。トータルで考えることも必要だけど、アマチュアのみなさんは大叩きしたときに諦めてしまうので……(心から残念そうな先生)。3ホールごとに プレーを最善のプレーを積み重ねていくと、結果スコアはよくなります!
◎次はいよいよ後半ラウンドへ。③の公開は3月20日(木)です。常住先生、ラストまでよろしくお願いします!
≪取材協力≫
麻布十番ストレッチ&ゴルフスタジオ
03-5545-5191
こちらの練習場での常住充隆プロのレッスンは、月曜日と火曜日です。詳細はお問い合わせください。
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いつまでも健康でゴルフを楽しみたい人へ――ISLAND GOLF CLUB GALAPAでは4月11日(金)19:30~、ゴルフセミナーを開催します。
講師はクラブフィッターとしても活躍する平野義裕プロ、日本プロゴルフ協会代議員・松井丈プロ。参加者のみなさまのゴルフの悩みに懇切丁寧にお答えします。
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03-5457-3048 (担当:もり)