Q.1 疲れはなぜ起こる?
A.ストレスや過労、睡眠不足などが続いた時
疲労は、細胞の活動エネルギーの不足や疲労物質(乳酸など)の蓄積、
ビタミン・ミネラル不足などによって起こると考えられています。
現代人の疲労は仕事量が多い、長時間労働、ストレス、睡眠不足などが
絡み合って生じるのが特徴です。
疲れを感じる部位は、(1)体全体、(2)目、(3)肩・腕など。
長時間のデスクワークや、パソコン作業によって目が酷使されたり、
体を動かさずに同じ姿勢を続けるために肩や首、腰などに
負荷が加わって、筋肉疲労を引き起こすケースが多いようです。
Q.2 疲れを放っておくとどうなる?
A.体の機能が低下し、日常生活に支障をきたします
心や体の発するSOSサインを無視して、長く疲れを蓄積させてしまうと、
次のような症状が現れます。
●労働や学習など、作業の質と量が低下する。
●肩こりや食欲不振、倦怠感などの症状が悪化するだけでなく、
自律神 経の乱れによる眠気、不眠、集中力の低下なども起こる。
●体を病気から守る免疫力が低下して、かぜやヘルペス、膀胱炎などの
感染症にかかりやすくなる。
●動脈硬化や高血圧などが進行している場合、心筋梗塞や脳卒中などを
引き起こし、突然死に至ることもある。
正しい知識で適切なケアをしましょう。
○40代以降は老眼による眼精疲労が増えてきます
私たちは物を見るとき、距離に応じて水晶体の厚さを変えてピントを合わせています。
この調節は、水晶体を支える毛様体が縮んだり緩んだりすることで行われます。
しかし、加齢と共に水晶体が弾力を失って硬くなり、
毛様体も衰えてくると、調節が上手くできなくなってきます。
その結果が近くの字や物が見えにくいという老眼の症状です。
また、光の量を調節する瞳孔の働きも加齢と共に衰えてくるため、
暗いところで物が見えにくかったり、目のかすみを感じることもあります。
○涙液の分泌量は加齢と共に減少します
涙液の分泌量は加齢と共に減少し、目が乾きやすくなります。
分泌量の低下は40代くらいで最も顕著に現れるため、
これが中高年の眼精疲労の大きな原因となります。
涙液が減って目が乾燥し、目の表面が傷つきやすくなる
病気は「ドライアイ」と呼ばれます。
ドライアイは加齢の他、長時間の運転、室内の乾燥、コンタクトレンズの使用、
喫煙、過労、ストレス、抗うつ薬の副作用など、様々な原因で起こります。
●全身の健康管理を心がけましょう
ゴルフに目のケアは必要不可欠です。
サングラスをかけてラウンドするのも目の保護になりますが、
大切なのは日常生活からの目のケアです。
仕事の合間に適度な休みをとる、環境を見直すなどして
目への負担をできる限り減らすと共に、
全身の健康によい生活を送ることが大切です。
過労、睡眠不足、ストレスを避け、疲れを感じたらリラックスして、
心身共に十分に休ませるよう心がけましょう。
食事では、様々な食品から栄養素をバランスよく摂った上で、
老化防止に有効な抗酸化食品を意識的に摂るようにするとよいでしょう。
また、老眼鏡をかけずに無理を続けていると、
疲れ目などの症状は改善されません。
快適に過ごすために、老眼が始まったかなと感じたら、
自分の生活スタイルに合った物を早めに利用するようにしましょう。
腰痛-----立つより座る姿勢、さらに前かがみが腰の大きな負担に
腰痛は2本足で直立歩行する人間の宿命といわれます。
地面に対し、4本足の動物の背骨は水平なので腰に負担はかかりませんが、
人間の背骨は垂直なので、腰で上半身の重みを支えなければなりません。
さらに姿勢が悪いと、腰部分の背骨にあたる腰椎や腰回りの筋肉、
そして、背骨のつなぎ目でクッションの役割を果たす軟骨組織、
椎間板に大きな負担がかかります。
腰への負担は、寝る、立つ、座る状態の順に大きくなります。
座ると股関節が曲がることで腹筋が緩み、上半身を支えるための負担が、
腹筋以外の腰や背中の筋肉、背骨と椎間板にかかるためです。
また、背筋を伸ばして重心が腰の中心にかかる正しい姿勢より、
背中を丸めたいわゆる猫背の姿勢のほうが、腰への負担を大きくします。
椅子の背にもたれて腰を前に出すように座る姿勢なども、
一時的には楽に感じるかもしれませんが、体のバランスを保つために、
腰椎や筋肉に余分な力がかかってしまいます。
顔を洗う時などの前かがみの姿勢や、前かがみの状態で重い物を
持ち上げる姿勢では、腰への負担は一層増加します。
これらの悪い姿勢が原因で腰痛を起こすケースが、実は最も多いのです。
また、ゴルフと腰痛は切っても切れない関係にあります。
なぜならゴルフは腰をひねるスポーツであるため、間違ったスイングを
続けていると腰痛やぎっくり腰、ヘルニアになりやすいのです。
ここでは腰痛にならないための日常のケアについて紹介します。
POINT.1 良い姿勢を心がける
腰痛を予防・改善する最大のポイントは、よい姿勢を心がけることです。
長年の習慣となっている悪い姿勢はすぐに改められるものではありませんが、
日常生活で常に意識して、よい姿勢を心がけましょう。
また、よい姿勢でも長時間続けると腰に負担がかかりますから、
長時間立ったり座らなければならない場合は、時々伸びをするなど、
体を動かすようにすることも大切です。 運動不足も腰痛の原因になります。
骨を丈夫にするためにも、ウォーキングや水泳、ゴルフ、サイクリングなど、
自分に合ったスポーツを楽しむことをおすすめします。
POINT.2 ぎっくり腰は姿勢や動作を改善することで予防
ぎっくり腰は病名ではなく、重い物を持ち上げるとか、無理なスイングや
動作をした拍子に突然、動けなくなるほどの激しい痛みが起こる症状のことです。
椎間板や筋肉などに亀裂が入った場合や腰椎の捻挫など、
様々な原因によって起こります。
ぎっくり腰になった時は横向きに寝るなど、楽な姿勢で安静を保ちます。
通常は3~4日たてば痛みは和らいできますが、
痛みが長引く時などは整形外科を受診してください。
ぎっくり腰は再発しやすいとよくいわれますが、原因となる悪い姿勢、
スイングや動作を改善しない限り、また起こる危険性があるという意味です。
一般にぎっくり腰は運動不足の人、肥満の人、
腹筋や背筋の弱い人に起こりやすい傾向にあります。
痛みが和らぐ前に無理をして再発するケースもありますから、
急性期は安静を保つことも大切です。
POINT.3 再発防止には腰のストレッチや 腹筋を鍛える
腰回りの柔軟性や筋力が低下すると、腰に負担がかかるだけでなく、
姿勢も悪くなりがちです。腰痛予防には、腰や背中のストレッチや腹筋や背筋、
お尻などの筋力を高める体操が有効です。
寝て行うストレッチは、畳の上など適度な硬さがある場所で、
気持ちがよいと感じる範囲で伸ばすのがポイント。
体操は10~20回を1セットとし、痛みがないことを確認しながら、
徐々にセット数を増やしましょう。
夜はゆったりとクールダウン!
9.夕食は軽めに
重い肉料理や油物は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけます。
また、就寝中にも胃腸が消化活動を続けることにもなり、
眠りに悪影響を及ぼします。
夕食は軽めにし、眠る2〜3時間前には済ませます。
どうしても夕食が遅くなってしまう場合には、
胃腸の負担にならないように
消化のよいものをよく噛んで食べるようにしましょう。
また、お酒はゆったりとした気分にさせてくれるなどの
薬理効果もあるので、少量を嗜むのはよいでしょう。
10.入浴で疲労回復
1日の体の疲れ、心の疲れをリセットするためにも、
湯船にゆったり浸かってストレスを解消しましょう。
加齢と共に汗が出にくくなるので、
老廃物を排泄するためにも入浴でゆっくり汗を流すのが効果的です。
入浴中はかなりの汗をかいていますので、
湯上がりには、失った水分を十分補給するようにしましょう。
11.快眠は健康の特効薬
健康をサポートする成長ホルモンは、
睡眠中に最も多く分泌されるので、
よい睡眠は若さと健康のために欠かせません。
睡眠リズムの乱れは、精神的な弊害や
肌トラブルを招く要因になります。
ぐっすり眠るためには寝る時間の
1〜2時間前の入浴をおすすめします。
入浴後、しばらくすると体温が下がり始め
だんだんと眠気が増してきて、
深い眠りへと入っていきやすくなります。
昼は活動的に過ごす!
7.時間の合間に「お手軽な筋力トレ」
肥満を防ぎ、若さをつくる成長ホルモンの
分泌を保つ上でも、筋肉は大切。
加齢に伴い筋肉量は減っていきますが、
いくつになっても筋力を現状維持するように鍛えることが必要です!
簡単な動きでも毎日続けるうちに体が変わってきます。
筋力トレーニングは無理をせず、各10回を目安に行います。
8. 毎日15分でも体を動かす「有酸素運動」
まとまった時間や決まった時間がとれなくても、
毎日10〜15分でも意識的に体を動かす習慣を身につけましょう。
歩く時には意識的に大股で早歩きをするだけでもまずはOKです。
1日に8000歩を歩くのが理想です。
また、水泳やサイクリングなど自分ができるものから始めることで、
徐々に基礎代謝が上がり体脂肪がつきにくくなります。
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