不飽和脂肪酸を豊富に含む健康的な自然食品クルミは、
毎日食べると体に良い影響が出てくることが
さまざまな研究で確かめられています。
古くから薬効の高い食物として知られているクルミは、
疲労を回復させるビタミンＢ1、良質のタンパク質、
吸収しやすい良質の脂肪（リノール酸）、美容に良いビタミンＥなどが
含まれているので、疲労回復、肌や髪を美しく保ったり、
精をつけるなど身体によい効果をもたらすのが特徴です。
クルミのリノール酸、良質のタンパク質は、消化吸収しやすいので
基礎体力の増強に役立ち、ビタミンＢ1は、体内の新陳代謝を高め、
ラウンド後の疲労を早く回復させてくれます。
また、クルミに含まれる脂肪（リノール酸）は、
血液中の悪玉コレステロールを減らす不飽和脂肪酸ですから、
血液中のコレステロール値を正常にし、血管の老化を防ぐので、
動脈硬化などの予防になります。
それと、女性やシニアの方にうれしい美肌効果や
老化防止にもクルミは有効です。
クルミに含まれるビタミンＥは体内での酸素の利用率を良くし、
身体組織の機能を良くする働きがあります。
たとえば頭皮の機能を活発することでつややかな髪が保てたり、
皮膚の新陳代謝を活発にすることで潤いのある肌を保つのにも役立ちます。最近、増加している男性の前立腺がん。
そういえばあの杉原輝雄プロも前立腺がんで旅立ちました。
とても残念なことです。
この前立腺がんの予防や治療にクルミが役立つことが、
米国のカリフォルニア大学デイヴィス校のポール・デイヴィス氏らが、
米国化学学会の年次大会でで発表しました。
この発表によるとクルミを食べることで、前立腺がんの成長を
遅くすることができると動物の研究結果が示唆しています。
さらに腫瘍の成長と代謝のコントロールに関連する遺伝子に
有益な効果を持っていることも分かりました。
前立腺がんの予防のためにも毎日一握りのクルミを食べることを
心がけるようにしたいものです。
 

バナナをプロゴルファーが試合の途中で口にしたり、
マラソン選手が走る前に
食べている映像を見たことがあると思いますが、
バナナは消化のよい高エネルギー食品で、
アスリートに適した食品です。
バナナに含まれるカリウム量は食物の中でも
ダントツに多いのです。
カリウムは筋力のエネルギー代謝のカギを握るミネラルで、
不足するとだるさや強度の疲労感が体中を襲うことになるのです。
バナナに含まれている糖質は、
ブドウ糖、果糖、ショ糖などいろいろありますが、
それぞれ体に吸収される速度が違います。
ブドウ糖はすぐにエネルギーになり、続いてショ糖と果糖が
エネルギー源として使われるため、持続性があります。
こうしたことから長時間ラウンドする
ゴルファーにはぴったりの食品です。
また、バナナには神経伝達物質の1種で、
他の果物にはほとんど含まれていない
「セロトニン」が含まれています。
このセロトニンが脳に入っていくと、
イライラや興奮を沈静化させる働きがあるといわれています。
つまり精神安定剤の役目もバナナは果たしてくれるのです。
ミスをして集中力が切れそうな時に、
バナナを摂ることで集中力を取り戻すこともできます。
最近の研究報告では、免疫増強薬のような
成分が豊富で、白血球の数を増やし、
その機能を活性化させることも分かってきました。
こうしたことから、あらゆる病気への
予防効果が期待できるといえます。
まさにバナナは、ゴルファーをはじめ多くの人にとって
ありがたいヘルシーフルーツといえます。