ISLAND GOLF CLUB GALAPAメンバーのみなさま、こんにちは。毎日寒いですね。まだメンバーになっていないかたは、ぜひGALAPAメルマガ会員にご登録ください。
メールマガジンの配信は月に2回程度です。最新号(11月25日号)では、平野義裕プロによる「冬のゴルフのアドバイス」という新しい試みをお届けしました。
これからどんどん寒くなるわけですから、それに負けないよう「真冬のゴルフのアドバイス」とか「極寒のゴルフのアドバイス」とか、レベルアップしていきたいと思っています。次はどの先生のアドバイスになるでしょうか♪
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さあ!
【TBS緑山ゴルフスタジオ】からお送りする、村田俊宏プロへのインタビューもいよいよ終盤です。「お昼休みの過ごし方」、「後半ラウンド」、「ラウンド後の行い」について、先生の極意を語っていただきましょう!
村田俊宏 Toshihiro Murata
1957年、福井県に生まれる。自衛隊を経て、22歳でゴルフ場に就職。当初はフロントマンとして働いていたが、のちに練習場の配属となり、27歳から本格的に指導者の道を進む。現在、拠点にしている【TBS緑山ゴルフスタジオ】でのレッスンは23年目。
また50歳を迎えた2008年、シニアツアーの最終予選を10位で通過。ほぼすべてのシニアの試合の出場権を得る。それから6年、順位を上げたり下げたりしながら、本年も38位で通過している。
●お昼休み
――村田先生がお昼休みに必ずやることはありますか?
お酒は飲まない、食べ過ぎない(笑)
――午前中のスコアがぼろぼろの場合、どのように気持ちを切り替えたらよいですか?
ぼくの場合だと、80は超えたくないなと思う。やっぱりプロだから。だから、午前中のプレーが終わった時点で40を超えていたときは、“自分自身の最低ライン(80)を超えないようにする”という決意を固めます。そのためにはあと何打でまわればいいのか? ……よし、37打だな、というふうに逆算するわけ。
●午後ラウンド
――午後も体力を保つ方法を教えてください。
打ったらすぐ次の準備をして、ポジショニングを早く取ること。たとえ林の中に入ったとしても、使う可能性のあるクラブ3~4種類を持ってさっさとそこへ行きましょう。そうすれば取りに戻ったりしなくてもいいよね。一定のスピードで進行することで、体力の消耗を減らすことができます。
――午後も集中が切れない方法を教えてください。
スコアが悪いから、集中が切れるんだよね。そういうときは「このホールはバーディーにする!」とか決めて、自分に“挑戦”することです。それもだめになったときは、また単位を小さくします。1打1打良い動作をして、良い球を打つことに集中しましょう。
試合でバンカーショットを打つ村田プロ。(写真提供/村田俊宏)
●プレー終了後
――プレー後、絶対やるべき体へのメンテナンスは?
ストレッチです。ぼくはよく股関節を痛めますので、股関節に効くストレッチを勉強して行っています。以前は整骨院に行っていたけど、最近はじぶんで行うストレッチでも効くようになりました。
――今日のゴルフを振り返ってやっておくことはありますか? 手帳にメモするとか。
そうね(笑)。良いときに、“なにをしたから良かったのか”ということを忘れないよう書き留めておくことは効果的です。
あとは大きなミスの教訓も書き留めましょう。特に、コースマネンジメント(攻め方)で失敗したことについて書くことは、じぶんの実力を知ることにつながります。
GALAPAのゴルフダイアリーは全国の書店、文具店、またはインターネットにて絶賛発売中。みなさん使ってくださいね。
TBSキャラクターBooBoのクラブヘッドカバーも販売中 @TBS緑山ゴルフスタジオ
●ゴルフライフ全般に対するアドバイス
――スコアが頭打ちだと思ったときは、どうすればよいですか?
“補強運動”をしましょう。室内練習用の短い棒状のクラブを使って、日頃から左手(利き手でないほうの手)を鍛えることをおすすめします。また体が硬いという自覚があるならストレッチ、足が安定しないのならウォーキングなどの補強運動を行ってください。
あとはセカンドオピニオンじゃないけど、いつもと違う先生に習ってみることです。先生によって考え方はさまざまですから、試してみる価値はあります。
――歳を取り、飛距離やスコアが落ちてきた場合は、どうすればよいですか?
お金を使って、飛ぶクラブをそろえましょう(笑)……というのも重要ですが、医学的には90歳でもトレーニングさえすれば筋肉は付きます。反対に、使わなければ10日で退化します。トレーニング次第なんだから、前向きな気持ちで鍛えましょう!
ぼくももっと上を目指したくて、区のスポーツセンターに通って走ったり、筋トレをしたりしています。歳を取ったからといって、先生が生徒さんより飛ばないんじゃ格好つかないでしょ?
――ゴルフで健康になることはできますか?
ゴルフは偏った運動だからねえ……。いつまでも健康でゴルフを続けるためにも、ストレッチやウォーキングなど日常的な運動を、ゴルフと並行して取り入れていったほうがいいと思います。プロだってゴルフの練習だけしていたら、足腰が安定しないし、ラウンドの後半でバテることになるからね。
――ゴルフが上達するインストラクター探しのポイントを教えてください。
難しいね。お医者さんだっていくらでもいるわけで、ほとんど“めぐり合い”だよね。ゴルフを理論的に教えてくれて、しかも納得させてくれる先生ってなかなかいないかもしれない。
――最後に、村田先生から読者のみなさんへひとことお願いします。
読者って誰……?
――いま、この記事を読んでくれている方々のことです。そりゃもういっぱいいますよ(笑)
ぜひ、緑山にお越しください(笑)
左から施設を案内してくださった西山課長、村田プロ、小林さん。
別日に撮影。もうひとりの小林さんと、スタッフの北斗さん。みなさん、お世話になりました!
――質問は以上で終了です。途中で、「まるできみのゴルフ上達のために話しているみたいだなあ」とぼやいた村田先生。それは先生が「きみは体が硬いんじゃないの?」など、目の前のゴルファーのことをなんでも見抜いてしまう素晴らしい指導者だからだと思います。いくらでも話の弾む、楽しいインタビューでした。村田俊宏先生、ご指導ありがとうございました!
《取材協力》
TBS緑山ゴルフスタジオ
受付電話(045)961-0606
村田プロのレッスンは水~金、日曜日。詳細は上記の受付電話までお願いします。
◎スコアアップの計は元旦にあり。2014年度版、ゴルフダイアリーのご購入はここからどうぞ。
http://www.jlds.co.jp/galapa/2013/07/lifedesign-golf-diary-2014.html
特徴.上手くなるためのゴルフQ&A満載
日本プロゴルフ協会会員のティーチングプロによる
状況別のスキルアップポイント解説
ゴルフが上手になるのに一番効率的であると言われているのが
自分のスタイルに合うティーチングプロに教えてもらうことです。
そこでこのダイアリーでは、状況別にティーショットからパターまで
ゴルファーの悩みをティーチングプロが丁寧に応えるという
Q&Aスタイルで解説しています。
初級者、中級者、上級者と3段階に分け
28ページに渡りわかりやすく解説していますので
自分のレベルを知るうえでもとても参考になります。
次のラウンドに備えて目を通し練習すれば、
きっとスコアアップ間違いなしです。
↓これが最初のページで、こんな感じで解説が始まります。
。
2014年はこれでスコアアップ間違いなしです。
ダイアリーの詳細内容とご注文は右上のONLINE SHOPでご覧ください。
『プロからプロへ、レッスンリレー』とは?
優れたゴルフ指導者のもとを訪れ、教えを乞い、そして次の先生を紹介していただきながら数珠つなぎに続けていく企画。テーマは“メンタル”と“日頃の行い”です。
第7回は橋本潜プロ推薦の村田俊宏プロをお迎えし、【TBS緑山ゴルフスタジオ】からお送りしています。なーんていうとすごい機材とかを持ち込んでいそうですが、いつものように取材班1名、身1つです(笑)
56歳の村田先生は、幾度となくシニアツアー最終予選を通過。現在までプロプレイヤーとして活躍しつづけるまさに緑山の星。
ラウンド前後の行いを時間軸に沿ってアドバイスいただくことで、特に今回は、シニア世代のゴルフライフや健康の秘けつを探っております。
それでは、午前のラウンドに出発しましょう!
村田俊宏 Toshihiro Murata
1957年、福井県に生まれる。自衛隊を経て、22歳でゴルフ場に就職。当初はフロントマンとして働いていたが、のちに練習場の配属となり、27歳から本格的に指導者の道を進む。現在、拠点にしている【TBS緑山ゴルフスタジオ】でのレッスンは23年目。
また50歳を迎えた2008年、シニアツアーの最終予選を10位で通過。ほぼすべてのシニアの試合の出場権を得る。それから6年、順位を上げたり下げたりしながら、本年も38位で通過している。
●午前ラウンド
――朝一番のティショットのとき、緊張しない方法を教えてください。
安全なところに気楽に打つようにしましょう。朝は体も硬いし、そんなに上手くいかない……そう思っているくらいのほうが、良い結果につながる。ちゃんとボールを見て、いつもよりゆっくり打っても構いません。
――バンカーや池が見えると、必ず入れてしまいます。なぜですか?
きみがデータを採ったわけじゃないでしょ? “必ず入れてしまう”というイメージを持っているだけだよ。
とりあえず、汚いボールに替えようか。“入ったら嫌だ”と思っていると普段どおりの動きが出来ないことがあるから、“入ってもいいや”と思うようなボールに替えて打ってみて。
――具体的なアドバイスありがとうございます。今度、試してみます。
なんだか、きみのゴルフ上達のために答えているみたいだな(笑)。そう。コースに行くときは、もう捨てようかなって思うようなボールを2、3個持っていくの。
――失敗のあとの一打が絶対に成功する方法を教えてください。
悔しいと思うこと。いつもは出来ていたことなら、じぶんの注意事項が守れてなかったってことだよね、それは悔しがらないと! 悔しいという気持ちがあれば、次は注意事項を守ります。「出来たはずなのに出来なかった」と悔しがることをしないまま、「また失敗するんじゃないか……」という気持ちで打つと、また失敗しますよ。
ゴルフって面白いものでね、フェアウェイど真ん中とかに上手く飛んだひとは、次、緊張して変なところに打つ。反対に、曲がっちゃったひととかは悔しいから、次、挽回するの。そういう風に出来ているスポーツなのに、悔しいと思わずにもう一度失敗するなんてもったいないよね。
――上手な人や偉い人とまわると、ルーティンを守っている場合じゃなくなり、打ち急いでしまうのですが。
でも失敗すると、もっと迷惑をかけるでしょ? ……ほんとは、上級者は初心者になんの期待もしてないからちっとも“迷惑”ではないんだけど、初心者は申し訳なく思っちゃうんだよね。だったら、失敗しないためにも、日頃の注意事項を守って1打1打を大事に打ちましょう。それでいつか自分が上手くなったとき、初心者のひとに優しくしてあげればいいんです。
上手なひとや偉いひとから良いところを盗もう、と考えるのも手ですよ。ずうずうしいくらいの余裕を持ってください。
――プレッシャーのかかるホールで心がけることを教えてください。
プレッシャーのかかるホールってどんなの?
――前のホールでスコア並んだとか、最終ホールとか。
あるね(笑)。ぼくは最終ホールでよくバーディーを取るの。自分の“成功するイメージ”を持つことは大切です。たとえば格好良く、最終ホールでバーディーを取るイメージを持っていれば、それを実現することで、競っている相手にも勝てるわけだからさ。
――ラウンド中の素振りの効果的な行いかたを教えてください。
ラウンド中にスイングが悪くなっていくひとがいますが、簡略的な素振りをしていて、利き腕中心のスイングになっている場合が多い。ジャック・ニコラウスの教本にもあるけど、良いスイングというのは繰り返せるわけ。だからぼくは生徒さんに、ラウンド中でも連続素振りをすることを勧めています。
ぼく自身も打つ前は、何回振ってもおなじ位置の芝生がこすれるような、正確な連続素振りを行います。
ゴルフは全盲の人が80台でまわったりするけど、それも、ゴルフが“軸に対して毎回おなじ円を作る”というスポーツだからなんだよね。
――アプローチやパットで行ったり来たり……どうすれば適度な距離が打てますか?
行ったり来たりするのは、トップしているからです。まず素振りをして、芝の擦れる場所を確かめましょう。次にそれを、そのままボールへ移動する。このへんにクラブが落ちる、という感覚を。
もう1点注意してほしいのが、打ったあとすぐに顔を上げないことです。ボールがあると、つい飛んでいく球を目で追ってしまいますが、そうなってしまうと、さっきの素振りと違うスイングをしていることになるから、意味がないよね?
◎本日はここまで。次回は、勝敗が決する午後ラウンドへ! 村田プロ編、最終回です。
《取材協力》
TBS緑山ゴルフスタジオ
受付電話(045)961-0606
村田プロのレッスンは水~金、日曜日。詳細は上記の受付電話までお願いします。
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◎スコアアップの計は元旦にあり。2014年度版、ゴルフダイアリーのご購入はここからどうぞ。
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ISLAND GOLF CLUB GALAPAのメンバーのみなさま、こんにちは。ひさしぶりの『プロからプロへ、レッスンリレー』です。
この間、なにをやっていたのかというと、主に2014年度版ゴルフダイアリーの発送を行っていました。前年以上にたくさんのお店やゴルファーの方々からご注文いただき、余計なお世話かもしれませんが、「スコアが上がりますように!」と願いを込めてお送りしています。
◎スコアアップの計は元旦にあり。ゴルフダイアリーの詳細はこちら。
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さて。
第7回となる『プロからプロへ、レッスンリレー』は、前回の講師である橋本潜プロからのご紹介で、村田俊宏プロをお迎えします。
取材は横浜市青葉区【TBS緑山ゴルフスタジオ】にて行われました。
まずは村田先生ご自身のゴルフ歴や橋本先生とのつながりをうかがい、それから、良いラウンドのためには必須となる「ラウンド前日の心がけ」、「ラウンド当日朝の心がけ」について教わりましょう。
村田俊宏 Toshihiro Murata
1957年、福井県に生まれる。自衛隊を経て、22歳でゴルフ場に就職。当初はフロントマンとして働いていたが、のちに練習場の配属となり、27歳から本格的に指導者の道を進む。現在、拠点にしている【TBS緑山ゴルフスタジオ】でのレッスンは23年目。
また50歳を迎えた2008年、シニアツアーの最終予選を10位で通過。ほぼすべてのシニアの試合の出場権を得る。それから6年、順位を上げたり下げたりしながら、本年も38位で通過している。
――村田先生のことから教えてください。ゴルフをはじめたきっかけは?
ゴルフ場に勤めたことです。フロントとして入ったんだけど、プレーも出来たほうがいいということで、はじめてゴルフをしたの。2年後、フロントから練習場に配属が変わり、将来のことを考え、ティーチィングプロを目指すことにしました。教えることが好きだったし、指導者として一生懸命だったから、じつは試合に出たりすることは考えてはいなかった。でもシニアツアーに出場できる50歳になったことをきっかけに、プレイヤーとしても活動するようになりました。
――第6回講師の橋本潜先生とはどのようなお知り合いですか?
プロテストのラウンドを一緒にまわって、それで仲良くなりました。(当連載の講師に)推薦してもらうのは意外だけど、嬉しいね。
――【TBS緑山ゴルフスタジオ】の良いところは?
距離が正確なところかな。それぞれの打席からポイントまでの距離を正確に測って、それを記載したヤーデージ表を打席ごとに貼ってあります。
多くの練習場では耐久性のあるボールを使っています。でも耐久性に優れたボールは飛ばないので、距離を実際より1割程度長く表示することで対応することになります。コースで打った時の飛距離がわかるようにね。
そこを【TBS緑山ゴルフスタジオ】では、試合で使うボールとほぼおなじものを使用し、“ほんとうの距離”を表示しています。打っていて、そのことに気づくお客さんもいるよ。
――村田プロの月例会について教えてください。
レッスン業を始めた27歳のときから、月に一度、生徒さんたちのためにコンペを開催しています。今年300回を越えました。
――300回! 名勝負もあったでしょうね。因縁のライバルとか。
そうね(笑)。ベストグロスを男女共に設けているから、「ベスグロ取りたい!」とは、みんな思っているんじゃないかな。ただありがたいことに親睦が優先されていて、和気あいあいとした雰囲気です。
迫力ある村田先生のスイング。【TBS緑山ゴルフスタジオ】は、50ヤードに設置している看板にボールが当たるとそこが光るのですが、リクエストするとアイアンに持ち替え、連続で何回も光らせてくれました。
受付の小林さんです♪ 女性スタッフが綺麗な方ばっかりで、やっぱりテレビ局の関連施設はなにかが違うと思いました……。
ちなみに彼女も受付の小林さん♪ そう。【TBS緑山ゴルフスタジオ】の受付はW小林! ……って局が違うか(笑)
●ラウンド前日
――前日の理想的な過ごし方を教えてください。
よくストレッチをして、早く寝ることです。あとは練習し過ぎないこと。心配でたくさん打ちすぎてしまうひとがいるけど、筋肉痛になってしまうからね。
――村田先生が「これだけはゴルフ場に持っていく!」というものがあれば教えてください。
レーダー測定器。じぶんの目でも“○○ヤードくらいかな?”と見た上で、測定器で測ります。距離を間違えて把握したまま打っても練習になりません。それと、試合では測定器は使えないので、じぶんの目で測った距離がちゃんと正しいか、答え合わせをする意味もあります。
クエン酸も持っていきます。スポーツドリンクにクエン酸を混ぜて飲むと、疲れにくくなるんだよ。今の季節だとスポーツドリンクをちょっと薄めにして、そこに混ぜます。
――どうして薄めるんですか?
冬は汗をかきにくいから、夏ほど塩分を失わないでしょ? 実際、体が欲しがらないから、そのまま飲むと少し濃く感じるんだよね。
村田先生のクラブセット。立てかけてあるのは、素振り用の少し重たいクラブ(棒)になります。
●ラウンド当日・スタート前
――おすすめの朝ごはんを教えてください。また、村田先生の勝負メニューは?
ぼくはおにぎりが多いかなあ。それからバナナ。試合のときは昼休憩がないから、試合中にもバナナを食べますね。
――朝の練習時、やっておくことを教えてください。
ストレッチのあと、「連続素振り」を20回くらい行ってください。最初は体を温めながらゆっくり振り、徐々に早くしていくと良いと思います。そのあと、アイアンとドライバーをバランス良く打ちましょう。
村田先生とTBSのキャラクターBooBo(ブーブ)。ブタでもクマでもないって、みなさん知っていましたか?
◎ 本日はここまで。次回更新は12月9日(月)、いよいよ午前ラウンドに出発します。
《取材協力》
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村田プロのレッスンは水~金、日曜日。詳細は上記の受付電話 までお願いします。
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“最初はどのクラブで打ってもおなじだったものが、やがて距離を打ち分けられるようになり、そしてまたどのクラブで打っても変わらなくなっていく――それでもゴルフは人生に何かを残す。”
by平野義裕(プロからプロへ、レッスンリレー 第3回より)
ISLAND GOLF CLUB GALAPAメンバーのみなさま、こんにちは! ティーグラウンドに立っている記者が見えますか~?
本日も茨城県土浦市のゴルフ場【ONE WAY GOLF CLUB】からお送りします。
GALAPAのインタビュー連載『プロからプロへ、レッスンリレー』にも登場した平野義裕先生が、長年にわたりスクールを主宰していた【池袋ナイススポーツ】を卒業。後任となった森昌太先生に、ラウンドレッスンなどの技術を伝えることになりました。
『番外編! これがほんとのプロからプロ』は、その引継ぎの場に密着し、平野式ラウンドレッスンを体験した気分になる……という突発企画です。
平野先生は、先のインタビューでもラウンドレッスンによる“捨てラウンド”の必要性を話していました。以下にその一部を抜粋します。
――昨日は、大人3人を連れてラウンドレッスンでした。スルー形式のコースで最後の組として出発し、3時間をかけて練習しました。最後の組で出発するのは、課題を解決するために繰り返しおなじことをしてもらうからです。そういう“捨てラウンド”は必要ですね。
それでは、“体験”してみましょう。「ミーティング」「アプローチ練習」「練習場でのフルショット」……と体を温めたところで、いよいよ“捨てラウンド”のスタートです!
あっ。その前に昼食と出発前のパター練習もあります。
平野義裕(写真右)
20歳のとき、ジャンボ尾崎の研修生として本格的にゴルフを始める。パームスプリングスへのゴルフ留学を経て、指導者の道へ。伊勢丹ゴルフスクールで9年勤めたあと独立し、【池袋ナイススポーツ】では7年間スクールを主宰。今後は、【クールクラブス】で個人レッスンとクラブフィッテングを行っていく。
森昌太(写真左)
中学生でゴルフを始め、高校時代はゴルフ部に所属。その後、早稲田大学進学をきっかけに、名門「競走部」にて陸上漬けの4年間を過ごす。平野先生のあとを受け、【池袋ナイススポーツ】でレッスンを主宰することになった俊足のゴルフインストラクター♪
AM12:00 昼食
通常のラウンドとおなじように、クラブハウスで昼食を取ります。平野先生の注文したメニューは「チキンのクリーム煮」でした。話題は前半のプレー分析と、池袋ナイススポーツの生徒さんたちのこと。
平野 「ジュニアの生徒たちも、普段の練習よりラウンドレッスンを楽しみにしています。だから“まじめに練習しないとコースに行けないよ”なんて言って、釣ることもありました(笑)」
PM13:00 出発直前! パター練習
平野 「ゴルフ場で、これからコースにでるというときのパター練習では、カップに入れる必要はありません。目的は芝の速さを確かめること」
ここでも平野先生は、森先生のクラブを借りてお手本を披露。足を肩幅くらいに広げて打つのは、足の幅を振り幅の目安にするため。
平野 「足の幅で打ったときにどのくらい転がるか。それが基準としてわかりやすいので、ぼくは肩幅に足を広げて打つパターを推奨しています。打ったら、ボールのところまで歩いてみて、“何歩だったか”、歩数を数えましょう」
段々とふり幅を大きくし、長い距離を打っていく練習方法は、アプローチ練習の時とおなじですね。
【ONE WAY GOLF CLUB】はワングリーンのゴルフ場なので、グリーンが大きいです。グリーンの端に乗せた場合、かなりのロングパットになるということで、10メートル以上のパットの感覚もつかんでおきました。
PM13:30 いよいよ“捨てラウンド”へ
カートは1番ホールのティーグランドへ。
やっぱり先生たちはフルバックティー(※プロの試合などで使われるティーグラウンド)から打つのですね……。先生たちのはるか遠くまで飛んでいったナイスショットのあと、みんなでカートに乗ってレディースティーまで移動しました。
それでは平野先生に、正しいティーショットを解説してもらいましょう。
平野 「コースでは、打つ前の行い(ルーティン)に、失敗しないための確認ポイントがいくつもあります。まずは方向の決定です。目標を決めたら、そこから自分のところまで線を引いてきて、その後ろにティーアップしましょう」
しかし渾身のティーショットはそのへんにポテッと落ちました……。
平野 「……。もう1度打ちましょうか!」
でた!
これが“捨てラウンド”です。スコアにこだわるのではなく、上手くいかなかったショットを何度でも繰り返し、練習します。平野先生のOKがもらえるまで(笑)。
平野 「う~ん。……もう1回、やる? 素振りをしてから構えるなど、ルーティンは毎回きちんと行ってください」
森 「ショット前のルーティンを一定化させておくと、自然に気持ちも落ち着いてきますよ。茶道の所作みたいなモノですね」
方向を決めて、ボールのマークをその方向へ向け、飛んでいく球をイメージし、素振りを1回して、さぁ構えて……と、理想的な流れは知っていても、普段のラウンドでは同伴者に気を遣って全部できなかったりしますよね? ね?(同意が欲しいです。汗)
だからこのラウンドのようにじっくり時間を使えると、後悔が残らないし、とても良い経験になるのではないかと思います。
平野 「フィニッシュのときに、右足の裏を見せるのを忘れないでくださいね」
“右足の裏を見せる”は前回、打ちっぱなし練習場で言い渡された注意点です。詳しくはこちらをご覧ください。→ http://www.jlds.co.jp/galapa/2013/11/post-12.html
ラウンドは、ドライバー以外のアプローチなどでも平野先生の「もう1度打ちましょうか!」が入り、万事この調子で進みました。
森 「……あの、もう1回打ってもいいですか?」
平野 「どうぞ!」
なんと、森先生は自ら“もう1回”を志願。練習のときから、バックスイングで頭が右に動いてしまうことが指摘されていましたが、やはりそれが原因で方向が甘くなってしまうようです。
上の写真、まるで平野先生が森先生をいじめているみたいですが、頭を動かさずフルスイングする練習を行っています。こんなことがコースでできるのも、ラウンドレッスンならではですね。
「あのう、もう1回打ってもいいですか?」 と、気づけば記者まで打ち直しを申し出ていました。いつからそんなに練習好きになったのやら。
そして、捨てラウンドのクライマックスが、上のシュールな写真です。
これはピンから一定距離のところに球を並べて、グリーンなどを狙う練習の様子。この場合は、残り150ヤードの位置でした。
平野 「あんまりあちこちに打たないでね。ボールの回収がたいへんだよ~(笑)」
――終わってみると、午後の数時間で7~8ホールしかまわりませんでしたが、ほんとうに充実したレッスンでした。
なんといっても、プロが試合の前日に行う練習ラウンドとおなじですもんね! 記者にとってはもう一生ないかもしれないような貴重な体験となりました。
平野先生、ご指導ありがとうございました!
◎ ここまで読んでくださったみなさまにも御礼申し上げます。今週のGALAPA取材班の動きとしては、TBS緑山ゴルフスタジオの村田俊宏プロに会いに行ってきます。近日公開です♪
≪取材協力≫
ONE WAY GOLF CLUB http://onewaygc.co.jp/
≪インストラクター情報≫
◎平野義裕先生のレッスンをご希望の方は、下記までお問い合わせください。青山や碑文谷で個人レッスンを行っているほか、ラウンドレッスンも開催しています。
クールクラブス http://coolclubs.co.jp/
平野義裕(直アドレス) rano.3e0514@docomo.ne.jp
◎森昌太先生は池袋にてスクールを主宰。幼児(4歳児)から大人まで歓迎♪
池袋ナイススポーツ http://www.nice-sports.co.jp/
来年こそ100を切る、90を切ると目標を定め、ゴルフを毎日楽しめる「2014年版ゴルフダイアリー」が好評発売中です。ここで見てね!
http://www.jlds.co.jp/galapa/2013/07/lifedesign-golf-diary-2014.html
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