2012年10月18日 11:40
こんにちは。涼しくなってきましたね。イマジナス編集部の研究員Rです。
今日は、イマジナス10月15日発行号のサブキーワード「情報生産家」が生まれるきっかけになった事例をご紹介します。
今回の会議では、『アエラ 10.15号』の記事が報告されました。
今夏、谷口主宰の勉強会「文化経済研究会」のゲスト講師に来ていただいた上野千鶴子先生が、アエラで特集されていたのです。
文化経済研究会とは、新しいマーケットパラダイム“文化経済”市情の事業創造、顧客創造の戦略を学ぶ共学の場です。
ぜひホームページをご覧になってみてください。
http://www.jlds.co.jp/labo/
記事のタイトルは「上野ゼミはなぜ人材を生み出すのか」。
『商店街はなぜ滅びるのか』の新雅史、『「フクシマ」論』の開沼博、『絶望の国の幸福な若者たち』の古市憲寿……。
近年、話題の社会学者の共通点は、上野千鶴子の門下生ということだそうです。
上野千鶴子は、彼らを「情報生産のプロとして食っていけるように育てた」といいます。
「証明と分析を伴わないものは研究ではない」、と。
――報告を聞き終えて、谷口が感想をのべました。
「上野さんは、ウチの講演でも、プロジェクターに他の研究者の著書や彼らの主張をうつしながら、それを上手く使って進めたよな。あれは話しが早かった」
これまでのクリエイションでは、アウトプットの能力が重要視されてきました。
しかし、インプットなくしてアウトプットはありえません。
情報を受信・精査し、さらに鋭く発信できる優秀な人材を【情報生産家】と、この日、谷口は名付けたのでした。